「大谷翔平でいきます。すべての選手の力を借りて、全力で戦っていきます」栗山監督(2023年3月15日)
15日、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）日本代表「侍ジャパン」は、16日［木］に行われるイタリアとの準々決勝に向けて東京ドームで練習を行いました。
栗山英樹監督が会見に臨み、報道陣の質問に答えました。
Q：準々決勝を控え、選手の緊張感は
栗山監督：僕もそうですし、選手たちも非常にいい緊張感をもって、野球に集中してくれるなってそんな感じだというふうに思います。
Q：あすの先発は
栗山監督：ここから違う戦いが始まるというふうに思っています。あしたの大切な試合、大谷翔平でいきます。
Q：大谷選手は投打の二刀流だが
栗山監督：それが彼のスタイルなので、もちろん最終的にはあした身体の確認はしますけれども、大谷翔平らしくやってくれるというふうに思っています。
Q：球数制限が80球に増えるが、プランは
栗山監督：もちろん球数制限の上限が上がっていくというのは、ひとつ戦い方の中には考え方としてはもちろんありますし、ただ普段の状態とは違って、この時期開幕をイメージすると、プロ野球だと2週間前、なんとなくそういうイメージありますけど、その球数を順番にどのピッチャーもこなしていって調整してきている訳ではないんでね。なかなかここまで来ても、感覚とか調整は非常にピッチャーも野手も難しくなってるのは事実なので、そういったことも考慮しながらいきますけど。基本的には負けたら終わりなんで、ピッチャーも野手も全員いきます。
Q：あすのイタリア戦への意気込みを
栗山監督：イタリアのチームを見ていると、アメリカでやっている選手も多いし、非常にいいチームなので、我々も日本の野球というか、先輩方が作ってくれた事も含めて、「日本の野球はこういうものです」っていうのをみんなで表現できるように、すべての選手の力を借りて、全力で戦っていきます。
Q：あすの先発投手を大谷選手に託した理由は
栗山監督：感覚的なものですけれども、「なんなんですか」というふうに言われると、僕の感覚ですと、僕は甲子園に出られなかったですけど、日本の風物詩というか日本の文化であるというふうに思っている甲子園、高校生の夏の大会っていうイメージでいくだけなんでこっちは。
もう一回みんな原点に帰って、自分のことよりも、まわりの応援してくれた人のため、家族のために全力で勝ちにいくというね。そういう戦いだと思っているので、誰が先発するとかそういうことではなくて、全員で戦いますというそれだけなのでね、（大谷）翔平がどうのこうのというよりも、そういったことを大切にしたいなというふうに思うし、これまでの結果も含めてきちっと投げてくれるというふうに信じていきますけども。
Q：あすで大谷選手が日本でプレーする機会はしばらくないが、監督の立場でどう彼のプレーを見てほしいか
栗山監督：そうですね、もちろん翔平だけではないんですけど、人が頑張れる価値観って、自分のことよりも誰かのためにってずっと言ってきましたけれども、今の若い選手たちの価値観っていうのは「ものすごくこいつかっこいいなあ」って思った瞬間にそこに向かっていこうとすれば、どんな努力もできるしどんな頑張りもあるし、って思ってファイターズ時代監督をやってましたけど。
あれだけのことができる、子どもたちにできるできないではなくて、自分の夢っていうのは、やるかやらないかだけなんだっていうね、そういう覚悟みたいなものを夢を持ってもらえたらすごくうれしいし、それは我々大人もそうだと思うんですね。僕も年齢重ねましたけど、まだまだいろんなことやんなきゃいけないなと、ああいう若い人たちの頑張りを見ていると思えるし、そういう姿をね、翔平に限らずジャパンの選手たちが見せてくれるはずなので、そういう元気とか勇気とか夢とかもし感じてもらえるのであれば、日本の野球にすごく意味があるのかなとすごく思います。
Q：大谷選手にあすの先発はいつ通達したのか、またの打順は
栗山監督：通達？そういや通達してないかな。通達か、本人に聞いて？
打順はごめんなさい。野手のメンバーに関してはもう一回こっから、最後のきょう練習見てバッターの状態とかいろんな感じでわかったので、もう一回整理しながら勝ちやすい打順を考えるので、打順に関してはまだ。また新しい戦いがあしたから始まるので、これまでとは別問題なので、またしっかり考えて、あしたできるだけ早く選手たちに伝えられるようにします。
Q：総力戦にはダルビッシュ投手も含まれているのか？どのような起用を考えているのか
栗山監督：もちろん全員のピッチャーを考えていますけど、勝ったらアメリカでやる、2試合あるっていうのは僕の頭の中にはあるのでという感じです。
侍ジャパンの準々決勝イタリア戦は、16日［木］よる7時に試合開始です。 ※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。
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