事実か捏造か…“放送法文書”めぐり野党が立証責任を追及 高市大臣「ありもしない」(2023年3月9日)

事実か捏造か…“放送法文書”めぐり野党が立証責任を追及 高市大臣「ありもしない」(2023年3月9日)

事実か捏造か…“放送法文書”めぐり野党が立証責任を追及 高市大臣「ありもしない」(2023年3月9日)

 放送法を巡る行政文書を巡って、8日も国会で激しい議論が繰り広げられました。「捏造(ねつぞう)」だと一歩も引かない高市早苗経済安全保障担当大臣に対して、野党は立証責任を負うよう追及しました。

■高市大臣「安倍氏と電話で話したことない」

 高市大臣:「内容が不正確であるということについて、確信を持っております」

 行政文書に書かれていることは事実なのか。それとも、捏造なのか。8日も激しい議論が交わされました。

 立憲民主党・小西洋之参院議員:「高市早苗大臣に伺います。昨日(7日)、総務省が公表した行政文書と認めたものについて、捏造だとおっしゃっていますが、どの文書がなぜ捏造なのか、それをご説明ください」

 高市大臣:「私の発言や私と安倍総理(当時)の電話に関する記載がある計4枚。私自身が申し上げたものではなく、正しい情報ではないということで、捏造と申し上げております」

 小西議員:「安倍総理との電話も、この世に存在しなかったということでよろしいんですね」

 高市大臣:「そうでございます。そのような放送法に関してですね、法解釈等に係ることについて、安倍総理と電話でお話ししたことはございません」

■「捏造」と断定 高市大臣「ありもしない」

 事実か、捏造か。話は立証責任へと及びます。

 高市大臣:「私に係る4枚の文書につきましては、作成者が不明だったり、内容が全く違っていたりですね。私が当事者として名前が出ているものなのに、配布先に事務次官も入ってなきゃ大臣室も入ってない。この時点で確認していただいたら、こんなやり取りは『ありっこない』ということで、私は明確に否定ができたはずなんです。大変迷惑をしています」

 小西議員:「それが捏造であるかの挙証責任は、高市大臣が負うということでよろしいですね?」

 高市大臣:「立証責任が私にあるという、委員のお話はおかしくないですか?これが正確なものだということ、反対に委員がただして立証してくださいよ。私は、これは正確じゃないと申し上げております。当事者です」

 小西議員:「私は元放送政策課の課長補佐ですから、この文書は全部本物だと思います。総務大臣も行政文書と認めてます」

 高市大臣:「ありもしないことをあったかのように作ることを捏造というんじゃないでしょうか。そういう意味では、ありもしないことだったものですから、私は捏造と少し強い言葉を使ったかもしれませんが。これが事実であれば、それは私は責任を取りますよ。でも、これ事実じゃないですから」

 一方、松本剛明総務大臣は「総務省に捏造する者はいないと信じたい」としながらも、「作成者や作成経緯が不明なもの、文書の日付と作成日が符合しないものがあり、詳細に精査を進めている」と述べました。

(「グッド!モーニング」2023年3月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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