脇田座長「飲食店中心の対策から軸足を移すべき」オミクロン株の特性踏まえ
政府に新型コロナ対策を助言する専門家組織の脇田座長が、参考人として国会審議に出席し、「オミクロン株」の特性に対応するため、飲食店中心の対策から学校や保育園などの対策に軸足を移すべきとの認識を示しました。
厚労省アドバイザリーボード 脇田隆字 座長
「これまで飲食店への様々な時短要請であったりということをお願いしてきた、だけどそこをいつまで続ければ良いのか、これから先は高齢者施設であったり、あるいは小学校・保育園などの感染対策に軸足をうつしていく時期ではないか」
きょう、衆議院の予算委員会に参考人として出席した脇田座長は、オミクロン株による感染爆発への対策について問われ、これまでの飲食店を中心とした対策から、高齢者施設や学校、保育園などへの対策に重点を移すべきだと指摘しました。特に、学校や保育園で感染が広がり休校・休園が相次ぐことで、保護者が働けず社会活動にも影響が出るため、「教師や保育士などへのワクチン接種の前倒しをお願いしたい」と求めました。
一方、感染拡大を防ぎながら社会生活を取り戻すための「出口戦略」を医療関係者が率先して提案すべきではないかと自民党議員から問われると、「経済、社会、自治体の先生方の議論を伺いながら意見集約していきたい」と述べるに留めました。(04日11:28)
コメントを書く