「船がクジラに乗っちゃった」遊漁船が三浦市沖で…6人けが(2023年3月7日)

「船がクジラに乗っちゃった」遊漁船が三浦市沖で…6人けが(2023年3月7日)

「船がクジラに乗っちゃった」遊漁船が三浦市沖で…6人けが(2023年3月7日)

 横須賀海上保安部などによりますと、7日午前7時前、沖に出ていた、遊漁船からこう通報がありました。

 消防への通報:「遊漁船がクジラらしきものとぶつかった」

■「イカを取りに…」 遊漁船とクジラ接触か 6人けが

 衝突した場所は神奈川県の三浦市沖13キロメートルほどです。

 別の船の人:「イカ取りに行って、途中で(船が)乗った、クジラに」

 船は衝突したことで、急ブレーキがかかったような状態になり、乗客6人が転倒して、軽いけがをしたといいます。第三管区海上保安本部によりますと、実はこの1カ月、東京湾では、毎日のようにクジラが目撃されているというのです。

 今年1月、我々が東京湾を取材した際にも、工場群や高層ビルなどを背に、クジラは何度も、その姿をカメラの前に現しました。東京湾で遊漁船を出している人は、不安を口にします。

 真清丸・真野清文船長:「僕らも船の運転を気を付けている。いきなり浮上してきて、ぶつかったら、どうにもならない」

■出産が影響? クジラが多く目撃される理由

 なぜ、東京湾やその周辺海域で、クジラが多く目撃されるようになったのでしょうか。

 国立科学博物館・田島木綿子研究主幹:「例えば、駿河湾にはマッコウクジラ、アカボウクジラもいる。ザトウクジラが沖縄や小笠原に子育てのために南下している。実は、そこまで珍しいことではない」

 そんななか、5日午前8時ごろ、山口県長門市の漁港で、地元の漁師がクジラの死がいが漂着していることに気づきました。クジラは、体長13メートルで種類や性別はまだ分かっていません。

 漁港関係者:「(Q.この辺でクジラってよく?)いや、見ない。初めて。私は」

 相次ぐクジラの目撃情報。専門家はこう指摘します。

 国立科学博物館・田島木綿子研究主幹:「最近増えている。今年に入り、すごいラッシュ。全国的に。我々としても、もうちょっと様子を見ながら、何か異変が起こっているのか、注視していかなければいけない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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