“世界最大”謎多きクフ王のピラミッド “未知の空間”確認 調査に“日本の技術”も(2023年3月3日)
世界最大のクフ王のピラミッド。その内部で、新たな空間が確認された。調査には、日本の技術も用いられている。
■“長さ9m 横幅2.1m”回廊状の空間 重さ軽減?
エジプトを代表する考古学者 ザヒ・ハワス氏:「私たちは、ピラミッドの内部で起こった“世紀の発見”を目の当たりにしているのです」
エジプト政府は2日、世界最大のクフ王のピラミッドの内部に、空間があることが確認されたと発表した。
その内部の映像。カメラが進んだ先にあったのは、長さ9メートル、横幅2.1メートルの回廊状の空間だ。
古代遺跡最高評議会の事務局長:「この回廊は、ピラミッドの重さを軽減するために造られた可能性が高い」
この空間は、北側の入り口付近にあり、ピラミッドの重さを軽減するために、天井がアーチ状に造られた可能性があるという。
およそ4500年前に建てられた、エジプト・クフ王のピラミッド。
どのように建てられたのか。内部がどのようになっているのか。明らかになっていない謎が多く、世界の7不思議の一つにも挙げられている。
■調査に“日本の技術”も スコープで空間内撮影
新たな発見で、ピラミッドの謎の解明は進むのだろうか。
そして、今回の調査には、日本の技術も使われた。
名古屋大学の研究チームは、宇宙から降り注ぎ、物を通り抜けやすい性質を持つ「ミュー粒子」を利用して、ピラミッド内部の空間を、これまでに複数発見してきた。
今回、スコープを用いて空間内を撮影。その存在が実証された。
名古屋大学 森島邦博准教授:「4500年前のままの状態で、空間が残っていることを確認できました。クフ王のピラミッドの中心に、巨大な空間を2017年に私たちは発見していまして。その空間と、今回発見した空間の関連性を明らかにしていきたい」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年3月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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