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【報ステ】日本の技術で世界をリード“低遅延”“省電力”次世代の通信技術『IOWN』(2023年3月2日)
NTTは2日、次世代の光通信『IOWN(アイオン)』について発表しました。
NTT・川添雄彦副社長:「光のサービス・研究開発を、次なるステージに進めたい。“低遅延化”をまずは打ち出していく」
IOWNは今月16日、第一弾のサービスが法人向けに開始されます。
スタートを前に、通信速度を確かめる実証実験が行われました。
実験の舞台は、東京と大阪などのステージをつないで行う、リモートコンサートです。
指揮・三ツ橋敬子さん(東京):「いつも演奏しているみたいな感覚に、どんどん近くなっていく」
トランペット・小禄美奈さん(大阪):「時差は全くなくて(指揮者の)熱量も感じたし、存在感も変わらずあった」
ピッタリと合う指揮と演奏。これを支えるのが低遅延の通信です。
500キロ以上離れている会場でも、3メートル離れた人に音が届くのと同じ時間でつながります。
今までのネット回線では、ケーブルを流れる情報は光でも、その光を中継点で電気に変換していました。
このひと手間のために遅延が発生します。
IOWNでは、途中で電気に変換せず、光のみで通信を行うため速いのです。
メリットは他にも。従来の回線の途中では、光を電気に変換する際に電力を消費し、熱も発生。このエネルギーロスをなくすこともできます。
NTT・川添雄彦副社長:「“IOWN構想”によって、光をネットワークの中で使っていたものから、端末からさらにサーバーまで、光を使う領域を広げていくことで、消費電力の増加を抑制して、減少させていく」
ネット通信が普及し、そのデータを保管する際の消費電力が、増加し続けています。
2021年、世界のデータセンターの消費電力は、電力需要全体の約1%前後を占め、2030年には10倍程度になると見込まれています。
そのため、省電力な通信インフラとして期待されています。
他にも、医者がいない地域にロボットを置き、遠くから遠隔で手術を行うリモート操作にも役立ちます。
さらに、通信網だけでなく、端末の中身まで光によって高速化・省電力化することを目指すといいます。
【低遅延・省電力でかわる「世界」】
IOWN構想で、私たちの生活はどう変わっていくのでしょうか。
NTTは、今後期待できる分野として『自動運転』や、リモート手術などの『遠隔操作』、VRなどの『バーチャル』、『映像のストリーミング』などを挙げています。
◆経済部・国吉伸洋デスクに解説してもらいます。
(Q.IOWNは、何がすごいのでしょうか?)
国吉デスク:「まだ発展途上ではありますが、日本が世界に誇る画期的な技術だと言われています。もしこれが実現すれば、端末からサーバーまで全てが光でつながることによって、消費電力を劇的に減らすことができるようになります。デジタル社会と言われ、データ通信量はどんどん増えています。消費電力もますます増えることが予想されますが、IOWNを導入することによって、消費電力を減らす。つまりはCO2削減ということで、世界的な課題にも貢献できる可能性が非常に高いということで、注目されています」
(Q.NTTはどんなところを目指していますか?)
国吉デスク:「一言で言えば、ネットワーク通信分野での“世界制覇”です。NTTは、世界117の企業や研究機関と連携して、当初から世界を目指す取り組みをしています。その背景にあるのは、かつてiモードなどで海外展開に失敗した苦い経験です。国内の他の企業を見ても、国内市場にこだわった故にガラパゴス化してしまい、うまくいかなかった事例がいくつかあります。そういった教訓を生かし、NTTは2030年ごろに、IOWNを世界標準化することを目指しています。ネットワークの分野で、日本の技術で世界をリードしていく時代を作る狙いがあります」
(Q.全てがつながるのは、2030年よりもっと先ですか?)
国吉デスク:「これからの研究開発によります。今、パートナーをどんどん増やしているので、もっと早まるかもしれません」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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