企業が就活生のSNS「裏アカ」調査 投稿内容チェック “迷惑動画”相次ぎ…依頼急増(2023年3月2日)
来年卒業予定の大学生に向けた会社説明会が、1日に解禁されました。こうしたなか、企業の間では、学生が匿名でSNSに投稿する、いわゆる「裏アカ」を調査する動きが広まっています。
■“迷惑動画”拡散相次ぎ…企業の依頼急増
こちらは企業からの依頼を受け、入社を希望する学生のSNSなどを調査する会社です。
企業調査センター・角田博調査部長:「依頼件数はここに来て、増えていますね。(企業側が)SNSの利用の仕方を重要視している傾向に変わってきている」
企業から提供された履歴書から、調査対象者が本名で使っているSNSのアカウントだけでなく、本音が書き込まれることが多い匿名のアカウント、いわゆる「裏アカ」を割り出し、投稿内容をチェックしていきます。
調査スタッフ:「この方の未成年の時に、飲酒をしていた事実が発覚しました」
多くの酒のビンが並んだ画像。投稿日と誕生日から未成年であったということを特定していきます。
別の調査では、成績優秀な学生の裏アカウントに、「ゴミクズは今すぐ死んで欲しい」「老害はマジでいらん」という投稿がありました。
こういった投稿を「懸念なし」から「重大な懸念あり」まで4段階で評価し、企業側に報告しています。
飲食店などでの迷惑行為の動画の拡散が相次いだことを受け、企業側の依頼が急増しているといいます。
角田調査部長:「投稿すべきでない内容を上げてしまう人は、この先もリスクを含んでいるんではないかという判断と、企業としても、リスクを背負うのは避けたい思いから、来ていると思う」
■学生「上がったら消えない」「鍵アカに」
一方、就職活動を始める学生側も慎重になっています。
大学生:「1回、ネットに上がったら、もう消えないとは思ってるので。マイナスイメージになるようなことは、上げないとか」
大学生:「とりあえず、鍵掛けておこうっていって。皆(一部の人にしか見られない)鍵アカウントにしたりはしてました」
(「グッド!モーニング」2023年3月2日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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