春の気配 “餅上げ”力持ち「150キロ5分耐えきれたら彼女にプロポーズ」結果は…?(2023年2月23日)
祝日の23日、首都圏では好天に恵まれました。富士山の麓では絶景を眺めながらおにぎりを頬張る人の姿が見られました。
まだ厳しい寒さが残る東北では、こんな“荒行”も…。徐々に体を慣らし、気合いを入れた後…。福島県で行われた「水行」。氷点下の寒さのもと、家内安全などを祈る伝統的な修行に臨みました。
水行に参加:「今年一年また頑張ろうという気持ちになった」
水行に参加(8歳):「結構楽しかった。強くなったと思った」
■「富士山の日」にぎわう観光地 “笠雲”も
富士山は、少し珍しい表情を見せました。きょう2月23日は語呂合わせで「富士山の日」。朝、雪化粧だった富士山。徐々に雲の形が変わり幾重もの“笠”をかぶっているように見えます。“笠雲”と呼ばれる現象です。
富士を見て空模様を占っていた麓の人々。“笠をかぶれば近いうちに雨”という言い伝えも残されています。
山梨県富士吉田市では、その富士の日にちなみ、こんなイベントも行われました。
動揺を歌う子どもたち:「ひゃくにんで食べたいな。ふじさんのうえでおにぎりを。ぱっくんぱっくんぱっくんと」
世界登録遺産10周年を記念し、童謡に合わせおにぎりを配るイベントです。12時23分に富士山を向き食べます。富士山の形をイメージしたおにぎり。地元・山梨産のコメを使ったほっくほくの握り飯を大自然で頬張ります。
富士の形に合わせて写真を撮ろうとする人も…。
観光客:「結構きれいな写真を撮れた。改めて富士山ってすごいんだなと。富士山目の前だと美味しい。日本を感じる」
主催者・桑原孝太さん:「きょうは2023年2月23日、富士山の日ということだが、2と3がこれだけ並ぶのはおそらく次は180年後(2203年)になるのではと」
100人とは言わず、富士山の高さにあわせ3776個の太っ腹企画。こちらの会場では500個が用意されましたが。最後のおにぎりをゲットしたのは、香港から来た観光客です。
香港からの観光客:「うまい。最高の景色に最高の幸運ですね」
■梅と富士山“絶景コラボ実施” 夜にはライトアップも
春の香りが漂い始めた場所も…。見ごろを迎えた梅と、雪化粧の富士をのぞむ静岡県富士市の公園。寒さが緩んだこともあり、7分ほど咲いた梅が春の訪れを感じさせます。
観光客:「1本の木からピンクの花と白の花が咲く木」「(Q.よく見かけます?)初めて見ました。満開じゃないけどきれい」
富士山麓の豊富な水資源があったことから製糸業も盛んな富士市。色とりどりの和傘が飾られ、夜にはライトアップされます。
観光客:「(Q.梅と富士山で?)いいですよ…。癒やされますね。みんな来てくれればいいね」
■古都にも“春の足音” にぎわう京都
京都は、22日までの冷え込みが少しだけ弱まりました。こちらは、老舗和菓子店が営む料理店。21日までの雪化粧に代わって、23日朝からの雨が、日本庭園の表情を変えています。
大阪からの観光客:「京都の町から離れているわけではないのに、こういうところが残っていて、食べられるのはすごくいい。またみんなで来たい」
大正時代に建てられた邸宅を改修したこの店。庭の景色を眺めながら楽しめるのは、名物の「山椒鶏みそうどん」。もちろん和菓子の名店、甘いものも外せません。
■春の風物詩「五大力」 150キロの餅上げ5分耐えきれたら“プロポーズ”
1200年近い歴史を持つ古刹・醍醐寺では、京都の人たちに親しまれている行事が行われました。“春の風物詩”として知られる「五大力さん」です。
注目は、「餅上げ力奉納」。巨大な紅白の鏡餅を持ち上げて、その力を奉納し、無病息災などを祈ります。今年は、力自慢の男女合わせて23人が参加。最大5分間の奉納を目指します。
アメリカ人留学生:「僕にはできない。あの人たちはスゴイ」
こちらの女性は東京から参加。
東京から参加:「グリップ固定してるだけ。自己流でまいてる。」
女性の部は、90キロの餅に挑みます。
参加者の中には、この日のために鍛えているという猛者も。こちらは、3年前の横綱たちです。
2020年の男性横綱・菊池誠司さん:「(2020年の)初挑戦で横綱になった」
2020年の女性横綱:「皆さんがマスクも取って、普通に過ごせる生活ができればいいなって願いをこめて持ち上げます」
その女性横綱のチャレンジは…。
2020年の女性横綱:「5分は厳しかった。何もトレーニングしないで来たので」
男性の部が持ち上げるのは、なんと150キロ。
2020年の男性横綱・菊池誠司さん:「秘訣は餅と一体化すること」
この男性には、今回、どうしても5分間の「餅上げ」をやりとげなければならない事情がありました。
2020年の男性横綱・菊池誠司さん:「もし最後話す時間があったら、そこで大声でプロポーズしたい」
果たして…。
5分間の奉納を達成!ですが、本番はここからです。
2020年の男性横綱・菊池誠司さん:「これからも一緒に人生歩みたいです。結婚してください」
これからは、その力で幸せな家庭を築いて下さいね。
■北海道 オホーツクの絶景 乗馬しながら“流氷”
北の大地にも春の足音が聞えてくるなか、まだまだ冬を感じられる場所もあります。
スタッフ:「カーブで右って引っ張ってごらん。馬の首を右。馬の首を右(に引っ張る)ひらいて」
網走市の牧場で体験できる、このツアー。馬に乗って向かった先には。
スタッフ:「目の前に氷の塊があるんですけど、流氷です」
一面に広がる流氷。
スタッフ:「こんなに近くで見られることはなかった。よかった近くで見られて」
この日は関東などから5名が参加。今しか見られない絶景を目に焼き付けました。
埼玉から参加の夫婦:「言葉にできない。関東に住んでいるので、関東では見ない景色。それを馬に乗って誰もいないところで良い景色が見られたのは、貴重な体験。(馬は)結構高さもあって怖くてびっくりしたが、途中から慣れて」「高いし…でもしっかりしてる。可愛かった」
神奈川県から来た女性は旭川在住の友人と参加。
神奈川県から参加:「どうしても人生で一回流氷が見たくて、この時期に来られるタイミングが今年だったので、すごい感動しました。念願の流氷だったので」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く