「いいんだこれで?」隔離政策も大転換 中国ゼロコロナ“崩壊”で混乱続く(2022年12月17日)

「いいんだこれで?」隔離政策も大転換 中国ゼロコロナ“崩壊”で混乱続く(2022年12月17日)

「いいんだこれで?」隔離政策も大転換 中国ゼロコロナ“崩壊”で混乱続く(2022年12月17日)

(北京市内の薬局・17日)
Q抗原検査キットはありますか?
「ありません」
Qいつ買えるかわかりますか?
「知りません」

ゼロコロナ政策の急激な緩和が進む中国。 感染が急拡大しているとみられ、北京市内では抗原検査キットが手に入らない状況になっています。

300カ所以上に増えたという発熱外来にも長い列が…

検査や感染者への対応も混乱を極めています。

(ANN中国総局 熱田大カメラマン・11日)
「結果が出ました。ラインが2本なので『陽性』という判定ですね」

北京に駐在中のANN中国総局、熱田カメラマン。これまで北京では、街中で定期的にPCR検査を受け、その結果がすぐに通知されていましたが、突然その通知がストップ。自主的に抗原検査を行い陽性となりました。

以前ならば感染者は強制的に病院などの施設に隔離でした。しかし、地区の担当者に報告すると、指示されたのは自宅での療養。抗原検査で2度陰性となれば解除です。

(ANN中国総局 熱田大カメラマン・11日)
「2日続けて陰性が確認できたので、地区の担当者にさっそく連絡をとります」

検査結果とパスポートの写真を送ると…

(ANN中国総局 熱田大カメラマン・11日)
「『承知いたしました、回復おめでとうございます』としか書かれていないんですよね…どうしたらいいんだろうこの後?」

自宅での療養期間後の手続きを問い合わせると…

(ANN中国総局 熱田大カメラマン・11日)
「さっそく返事です。『そのまま出かけてけっこうです』…え~、いいんだこれで?」

以前のようなエントランスでの厳しいチェックもなく自宅療養は終了しました。

(ANN中国総局 熱田大カメラマン・11日)
「中国の検査体制が少しずつ崩壊してきているのかなという感じはしましたね。抗原検査キットさえ手に入らない人は、自覚症状があっても自分が感染してるかどうかさえ確認できないままずっと過ごさなきゃいけない。この問題はけっこう大変だなと思っています」

サタデーステーション 12月17日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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