シャンシャンへ「上野を忘れないでね」シャッター閉じ涙のお別れ(2023年2月19日)

シャンシャンへ「上野を忘れないでね」シャッター閉じ涙のお別れ(2023年2月19日)

シャンシャンへ「上野を忘れないでね」シャッター閉じ涙のお別れ(2023年2月19日)

 上野動物園の人気者・パンダのシャンシャンの観覧が19日に最終日を迎え、展示室のシャッターが午後、閉じられました。シャンシャンは21日に中国へ旅立ちます。

 運命の日を迎えた上野動物園は、開園前から長蛇の列です。思い思いの“シャンシャングッズ”を手に多くのファンが詰め掛けていました。19日、シャンシャンに会えるのは倍率24倍の抽選に当選した人だけです。しかし、なかには…。

 抽選に外れた女性:「当選していないけど、近くまで来てて…」「(Q.最後にどんな言葉をかけてあげたい?)また会おうねって。上野のことを忘れないでねって言いたい」

 当のシャンシャンはというと、大好物のササをパクパクと食べながら、いつもと変わらない愛くるしい姿で観覧客を出迎えます。

 その様子を捉えようと、多くの人がカメラを構えていますが、最後の対面は1分ごとの交代制です。名残惜しそうに立ち去る人とカメラを構えた人でシャンシャンの部屋の前は常に人だかりができていました。

 シャンシャンを見た人:「もう、かわいかったです。見たい人いっぱいいらっしゃると思うので見たい人、皆さん会えるといいんですけど」

 大人気のシャンシャンが生まれたのは2017年6月。生まれも育ちも上野動物園のシャンシャンですが、中国との協定で所有権は中国側にあります。本来、2歳になったころに返還する予定となっていましたが、コロナの影響でここまで延期となっていたのです。

 午後4時40分すぎ、ついに最終組の観覧となりました。最後の観覧客は手を振ってシャンシャンとお別れです。その時、展示室の外ではシャンシャンの展示場の近くには大勢の人が集まっています。ここから展示場は見えないのですが、皆さん最後の気持ちを伝えようと展示場の方を見つめています。

 シャンシャンは21日に中国へと旅立ちます。その後、お婿さんを探すため、四川省の中国パンダ保護研究センターに向かう予定です。

 最後の観覧客:「シャンシャンに『ありがとう』と『いってらっしゃい』という気持ち。遠くに行っても皆、大好きだと思うので、これからもシャンシャン大好きです」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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