中国外務省「米気球がチベット上空などを違法に飛び越えた」(2023年2月15日)
気球の撃墜を巡ってアメリカと中国の対立が深まるなか、中国外務省はアメリカの気球がチベット自治区や新疆ウイグル自治区を違法に飛び越えたと主張しました。
中国外務省は15日の会見で、アメリカの気球が去年5月以降に「少なくとも十数回、チベット自治区や新疆ウイグル自治区を含む中国領空を違法に飛び越えた」と述べました。
中国側が具体的な飛行エリアの情報を明らかにするのは初めてです。
また、アメリカ政府が中国の航空関連企業6社に対して禁輸措置を科したことについて、アメリカ側に「反撃措置を取り、国家主権と正当な権益を断固守る」と強調しました。
一方、アメリカは13日に国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官が「中国上空で気球を飛ばしていない」と中国の主張を否定しています。
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