保護者に負担大・・・子ども感染急増で休校・休園相次ぐ(2022年1月29日)

保護者に負担大・・・子ども感染急増で休校・休園相次ぐ(2022年1月29日)

保護者に負担大・・・子ども感染急増で休校・休園相次ぐ(2022年1月29日)

子どもの感染も急拡大しています。
学校では臨時休校や途中下校が週に何度も繰り返されていました。

大阪市在住で、4人の子どもが学校に通っている石川彩さんに、今週の登校状況を聞いてみると、月曜は3人が途中下校。火曜は2人が臨時休校。水曜は3人が途中下校。木曜も1人が途中下校。全員が通常通りだったのは、金曜だけだったと言います。

(4人の子どもが学校に通う 石川彩さん)
『割とすぐに「濃厚接触者がいませんでしたので」ということで翌日再開が本当に多い。臨時休校、途中下校した日も「外には出ないで家に」と(学校側が)言っているので、(子どもは)いっそのことリモートに切り替えて授業すればいいのに、とは言ってますね』

この状況に27日、大阪府は対応を変更。
学校では原則、感染者や濃厚接触者だけを出席停止とし、濃厚接触者の判断も、保健所ではなく、学校が行うよう変更しました。

(4人の子どもが学校に通う 石川彩さん)
『現場の教職員の方は本当に大変だと思うんですけれども、これまで通りの学校生活が送れる、というところではメリットかなと思う』

この臨時休校の影響は保育施設にも波及しています。
大阪市内にある認定こども園「東野田ちどり保育園」では、職員40人のうち、17人が子育て中の母親です。
職員の子どもの学校で感染者が出た時など、お迎えの呼び出し電話が頻繁にかかってくると言います。

(東野田ちどり保育園・江川永里子 園長)
『きょうも1人、(園の職員に)お迎え要請があり、早退しました』

この保育施設には200人が通っていますが、保護者の3割が医療や介護などのエッセンシャルワーカーでもあり、ひとたび臨時休園となると、その影響は甚大。
そこで、オミクロン株の流行前に、対策を強化していました。

(東野田ちどり保育園・江川永里子 園長)
『満2歳になった子どもからマスク可能と園医からも指導を受け、保護者と相談して、子ども達が嫌がるようなら強要しないことを原則として(不織布マスクを)つけていた』

その結果、複数の感染者が出た際にも、それぞれ家庭内感染と判断され、濃厚接触者は出ませんでした。
それでも保健所の判断が出るまで2回の臨時休園を余儀なくされています。

大阪市は24日から、自宅で子どもをみられる家庭については、登園を控えるよう要請。
この保育施設では、保護者がそれぞれ仕事を調整するなどして、毎日3~4割の子どもが登園を控えてくれていると言います。

(東野田ちどり保育園・江川永里子 園長)
『保育士が5~6人、子どものことで休むことになったとしても、適正配置を守った中で運営ができると思う。保育園としての機能を維持していく事に対しては、(保護者と保育士が)お互いに協力し合い続けている状態』
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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