箱根で想定外“積雪10cm” “スリップ事故”続出…再び強烈寒気 “落雪”危険度↑【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年2月15日)

箱根で想定外“積雪10cm” “スリップ事故”続出…再び強烈寒気 “落雪”危険度↑【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年2月15日)

箱根で想定外“積雪10cm” “スリップ事故”続出…再び強烈寒気 “落雪”危険度↑【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年2月15日)

 強烈寒気の影響で、北陸や東北で大雪となりました。そして、神奈川県の箱根では10センチ雪が積もり、観光客のスリップ事故が相次いだということです。

■坂道で事故…ノーマルタイヤで“スリップ”

 14日、朝から断続的な雪に見舞われた箱根。観光客でにぎわう強羅駅前も次第に雪が激しくなります。

 しかし、激しい雪とは不釣り合いな薄着の人の姿が目立ちます。

 観光客:「(Q.雪を想定してた?)してない…」「(Q.急に雪が降ってきてどう?)急に降ってきて、めっちゃ寒い」「(Q.履くもの持ってきてない?)これだけ」

 雪は降り続き、次第に路面にも影響が出始めました。強羅駅近くの坂道では、雪道に苦戦する車やバイクが続出します。

 雪が積もっているにもかかわらず、ノーマルタイヤの車も目立ちます。ついには、坂道で事故を起こした車もいました。

 男性:「普通にその坂道走っていて。電柱にぶつかったんです」「(Q.そこの電柱ですか?雪で滑ってっていう感じ?)そうですね」

 横浜から旅行できた男性は、雪道でスリップし電柱に衝突。フロント部分には傷が付いていました。

■「助けて下さい」初心者マーク車が立ち往生

 事故現場の近くでは、雪道で立ち往生する車がいました。

 立ち往生した運転手:「(Q.大丈夫ですか?)タイヤスリップしたんですけど。旅行で来たんですけど。きょう雪降るの分からなくて」

 東京から友人の車を借りて箱根に来たという男性。車はノーマルタイヤです。

 立ち往生した運転手:「助けて下さい。結構パニックです」

 いったん車を雪の少ない道路の端に寄せようと試みます。ゆっくりと進んでいき、何とか車を端に寄せました。すると、工事現場から駆け付けた人が、車止めを設置します。

 付近の工事現場の人:「先週の金曜日に、(事故で)すごい渋滞になったんで、(車を動かすのは)やめたほうがいいですよ」「(Q.これ、もうこのままにして?)そのほうがいいですね」

 結局、車はこの場に残し、駅まで歩いて向かうことになりました。

■想定外の雪…国道1号で事故続出「予報は曇り」

 夜になっても雪は降りやまず、国道1号箱根新道は積雪の影響で一時、一部区間で通行止めになりました。

 国道1号では数件の事故が発生しました。

 事故車を見た人:「(坂を)下りている車がブレーキで止まれなくて、対向車線の車に横からぶつかったような形で。そこをすり抜けて帰っていった。途中で結構、落後してもう上れなくて止まっている人も何台か見掛けました」

 この人は国道1号を走行中、3件の衝突事故を目撃したといいます。

 事故車を見た人:「天気予報とかのニュースに関しても、FMとかも聞いていましたけど。きょうの予報は曇りで」「(Q.実際に箱根について、こういう感じになったのは?)全然もう想像していなかったので」

■空き家に“1m以上の雪”…倒壊の恐れも

 14日は東北や北陸でも各地で激しい雪となりました。豪雪地帯の新潟県津南町では、一日で31センチ雪が積もりました。

 住民:「(きのうは雪が)なかったんですよ。コンクリートが出ていたんですよ。それで(きょう)降ったからこうなった」

 この空き家は、雪の重みで一部が崩れてしまいました。

 同じ新潟県の魚沼市でも、先月25日に取材した空き家には、さらに雪が降り積もっていました。

 雪が積もっても誰も雪下ろしをしない空き家の屋根。倒壊の危険性も増してきています。屋根の中央部分は目に見えてへこみ、今にも崩れそうな状態になっています。

■屋根からの落雪“危険度↑” 二重の雪庇も

 繰り返し訪れる、強烈な寒気。積雪の影響で、危険性が増しているのが、屋根からの落雪です。

 10日には、秋田県で落雪が原因とみられる死亡事故も起きました。

 屋根に大量の雪が降り積もったこの住宅。住人が中に入った15秒後、屋根から雪が落ちました。一歩間違えば、落雪に巻き込まれていました。

 一方、繰り返しの大雪で、こんな現象も起きました。

 撮影者:「北海道は年明けに大雪が降りまして、その時も雪庇(せっぴ)(屋根からせり出した雪の塊)ができたんですけど。その後、暖かくなって、ちょっと落ちたんですね。でも全部落ち切らずに1カ所残った上に、寒波でさらに雪庇ができて二重になってるんです」

 専門家によると、雪が層になってたまっていくと重さが増し、落雪の危険度も高くなるといいます。

■運転中に“雪の塊”直撃「上からは予想せず」

 落雪への注意が必要なのは、住宅の周辺だけではありません。雪道での運転中にも…。

 沿道の木に積もっていた雪が、フロントガラスの上に直撃。視界が遮られ危険な状態に。さらに、道路上にある装置の上にたまっていた雪の塊が落下し、走行中の車に直撃しました。

 運転手:「路面の悪さは理解しているんですけど。上から物が降ってくるというのは、ちょっと予想していなかった。よく(フロントガラスが)割れなかったなと思いました」

 再び列島を襲った強烈な寒気。影響はいつまで続くのでしょうか。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年2月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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