東京都の飲食店マスク着用 認証店基準から削除へ 今後マスク着用は客の判断に|TBS NEWS DIG
東京都は認証店に求めてきた飲食店でのマスク着用の徹底について、来月13日以降、認証店の基準から削除することを決めました。飲食店でのマスク着用は今後、客の判断にゆだねられることになります。
東京・新橋のこちらの飲食店。東京都が定めたコロナ対策を施している「認証店」です。これまで、認証店の基準を満たすために従業員に対してはマスクの着用を、客に対しては食事中以外のマスク着用を徹底することを求めてきました。
根室食堂 平山徳治さん
「おしぼりを出すときに『マスク会食でお願いします』と促してきた」
しかし、きょう、都のマスク着用要請をめぐって大きな方針転換が。来月13日以降、都の認証店の基準からマスクについての項目を削除することが決まりました。また、飲食店に対し行ってきた「マスク着用のお願い」のポスター配布もやめるといいます。
根室食堂 平山徳治さん
「これで安心して年配の客も来店する数が増えてくるのではと期待している。日常を取り戻す1つのきっかけとして歓迎している」
一方、従業員がマスクを外して接客することには抵抗もあるといいます。
根室食堂 平山徳治さん
「第三者が見て、衛生面を含め『ルーズな店だな』と思われがちなので、従業員はまだマスクを付けていこうかなと思っている」
都は、店側の判断で客や従業員にマスク着用を求めることもできるとしています。
さらに、東京都の新たな医療提供体制も発表されました。PCR検査などの無料検査事業や隔離目的の宿泊療養施設が廃止されることになりました。一方、入院費用の公費負担や医療機関に対するコロナ病床確保への補助金は続けられるということです。
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