【独占密着】世界的「K-POP」の強さとは?次世代グループ「Kep1er」から見えたカギ

【独占密着】世界的「K-POP」の強さとは?次世代グループ「Kep1er」から見えたカギ

【独占密着】世界的「K-POP」の強さとは?次世代グループ「Kep1er」から見えたカギ

グラミー賞にノミネートされた「BTS」をはじめ、韓国のポピュラー音楽「K-POP」は世界的な人気を誇っています。強さのカギはどこにあるのか、新人グループの取材から探りました。

1月にデビューを果たした韓国のガールズグループ「Kep1er」。デビュー曲のミュージックビデオは、YouTubeでの再生回数が1億回近くに達し、すでに世界的人気のアイドルグループです。アメリカのグラミー賞授賞式でパフォーマンスを披露したBTSをはじめ、人気グループを次々、輩出するK-POP。なぜ世界を魅了するのでしょうか?

「Kep1er」のメンバー9人は韓国だけでなく日本・中国の3か国から構成されています。彼女たちには、ある共通点が。9人全員が、去年韓国で制作されたオーディション番組の参加者。番組制作会社によると、なんと世界の9割近い175か国の視聴者から投票で選ばれたといいます。韓国では十数年前からオーディション番組が人気で、次のスターを生み出す土台が確立されているのです。

「Kep1er」の“生みの親”となった番組のチーフプロデューサーに話を聞くと。

CJENM チーフプロデューサー 尹信慧さん
「SNSで国境を越えて、番組や応援する子たちについて語る指数、『デジタル話題性』と言うのですが、それが最も重要な要素です」

ユーザーが世界中に広がるSNSやYouTubeといったデジタル分野での人気を重視し、最大限活用しているというわけです。そして。

CJENM チーフプロデューサー 尹信慧さん
「グローバルな成功を収めるための素晴らしいノウハウを持っていると評価を受けています」

と、世界的アイドルを誕生させるノウハウに自信をのぞかせました。

国内市場が日本より小さく、海外にうって出るのが宿命となっている韓国。SNSといった国境の制約がないツールを活かし、グループが結成されていく過程を含めて見せていくことで、海外のファンを取り込んでいく仕組みが完成されているのです。

それだけではありません。メンバーに日ごろの生活について聞くと。

Kep1er ヒカルさん
「鏡さえあればずっと練習しています。仕事としてやっていかないといけないし自分も磨く、磨かないといけないので、意識しているというよりは、気づいたらやっている」

屈託のない笑顔を見せる一方、胸の内に秘めていたのは、飽くなき向上心。こうした姿勢が質の高いパフォーマンスを支えているようです。

そして、彼女たち自身が感じるK-POPの強さとは。

Kep1er マシロさん
「1つのアルバムを出すために本当にたくさんの方々が参加して、たくさんのお金もかけて時間やお金を惜しまずにかけるところ、やっぱりクオリティが上がる理由だと思います」

世界を視野に入れた戦略と投資に加え、激しい競争を経て選び抜かれるアイドルたち。そこには、韓国がショービジネス界で確かな存在感を示す「カギ」があります。
(05日14:43)

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