アメリカ軍がまた正体不明の飛行物体を撃墜 中国の気球以降4回目|TBS NEWS DIG

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アメリカ軍がまた正体不明の飛行物体を撃墜 中国の気球以降4回目|TBS NEWS DIG

アメリカ上空でまた正体不明の飛行物体が見つかり、アメリカ軍が撃墜しました。今月4日に中国の気球を撃墜して以降、4回目です。

中国の気球とみられる物体 米・モンタナ州 1日
「これは月じゃない。月はここにある。何か変だ…」

中国の偵察気球がアメリカ上空を飛んでいると国防総省が明らかにして、軍が撃墜したのが4日。

その後、10日にアラスカ州、11日にカナダ北西部、そして12日にもアメリカとカナダの国境地帯にあるヒューロン湖の上空でアメリカ軍が正体不明の飛行物体を撃墜しました。

3日連続の撃墜。国防総省は12日、これら3件の事例についてこう強調しました。

国防総省会見
「最初に撃墜したのは紛れもなく中国の偵察気球だった。その後の3つは“物体”と分類する」

そして、12日に撃墜した物体は高度6000メートル付近を飛んでいたと明らかにしつつも、さらなる分析が必要との見方を示しました。

飛行物体が相次いで撃墜されていることについて、専門家は…。

安全保障が専門 明海大学 小谷哲男教授
「2月4日に中国の偵察気球が米国の領空を侵犯したということがあって、それ以降、米軍もレーダーの感度を上げたと聞いている」

4日に中国の気球を撃墜したあとレーダーの感度を上げた結果で、飛行物体そのものが急激に増えたわけではないとの考えを示しました。

また、直近3件の撃墜は“民間航空機への安全上の理由”だとしつつも、アメリカ政府が警戒度を高めている理由についてこう指摘しました。

安全保障が専門 明海大学 小谷哲男教授
「昨年、ハワイ沖に気球が墜落した案件がある。これが中国の物で様々な偵察能力が搭載されていたということが分かって、中国の気球に関する計画に目を向けるようになった」

一方、アメリカ軍が新たに撃墜した正体不明の飛行物体について、中国外務省報道官は先ほどの会見で「知らない」としたうえで、「力の使い過ぎで過剰反応」と批判。「アメリカこそ世界最大の偵察国家だ」「去年から、アメリカ側の気球は10数回も不法に中国の領空に飛来した」などと主張しました。

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