停戦合意中に小児科病院を空爆 ウクライナ・マリウポリ
ウクライナ政府は、ロシアとの一時停戦が合意されていた南東部マリウポリで小児科病院などが空爆を受けたと明らかにしました。
ウクライナ南東部マリウポリの市議会は9日、市内にある小児科病院がロシア軍による空爆を受けたと明らかにしました。産婦人科病棟も攻撃を受けたとみられ、州知事は17人がけがをしたとしています。
ゼレンスキ―大統領は、がれきの中に子どもがとり残されているとして攻撃を「残虐だ」と非難。一方、ロシア国防省は9日、ウクライナ側が停戦合意を守っていないと主張しています。
きのうは市民を避難させるための「人道回廊」が複数のルートで設置され、この間、マリウポリを含む都市の周辺での一時停戦で合意していました。国連は、ロシアによる侵攻開始から9日までにウクライナで516人の民間人が死亡したと発表しています。
(10日04:57)
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