交通機関“混乱”途方に暮れる人も…関東で積雪 東京23区に『大雪警報』も(2023年2月10日)

交通機関“混乱”途方に暮れる人も…関東で積雪 東京23区に『大雪警報』も(2023年2月10日)

交通機関“混乱”途方に暮れる人も…関東で積雪 東京23区に『大雪警報』も(2023年2月10日)

10日は、出勤・通学の時間から、関東の広い範囲で雪が降りました。

東京は朝から警戒モードでした。首都高速道路は通行量を減らすため、最大44カ所の出入り口を閉鎖。事故を防ぐため、一部の区間は通行止めとなりました。

10日午前10時半過ぎ、23区を含む東京都全域に大雪警報が出されました。去年1月以来のことです。東京タワーは、日中から早くもライトアップされました。その東京タワーにカメラを向ける人がいました。
香港からの留学生:「(Q.傘差さなくて大丈夫か)寒くない。東京タワーを見ると、心が温かくなる。まわりは、めっちゃ明るい。でも、なぜライトアップしているのか。いろいろな質問をしたいです」
東京タワーに積もった雪が固まり落下すると、非常に危険なため、ライトの熱で雪をとかしているのです。

雪に弱い東京。鉄道も大きく乱れました。京王線の一部区間では、午前11時過ぎから約2時間、運転見合わせとなりました。駅には途方に暮れる人の姿がありました。
会社員:「仕事は休めないですからね。予定もアポがありますから、困ってるんですけど。どうしましょう」

空の便は、羽田空港を発着する便など、76便が欠航。約8000人に影響が出ました。

東京都・小池知事「きょうは不要不急の外出をお避けいただきたい、また、お仕事をしている方は、テレワークを活用するなど、早めの帰宅をご検討いただければと思います」

そのテレワークで仕事をする男性。ソフトウェア開発を手掛ける上場企業の社長・平野さんです。10日は、決算会見の予定でしたが、急きょ、自宅からオンラインでの開催を決めました。
アステリア・平野洋一郎社長:「雪でのリモートというのは初めてですね。リモートでいろんなことが問題なく進むという環境を整えているのは、コロナだけではなくて、天候とか、予期せぬことに対して非常に柔軟性が上がるし、仕事を止めない効果があるのは、改めて、認識しました」

雪は、都内だけではありません。さいたま市の積雪は5センチで、今シーズン一番です。山梨の甲府駅前は、通勤の時間帯からどんどん雪が勢いを増していきます。富士急ハイランドは、営業時間を短縮して、午後1時に閉園です。このあたりでは10日朝、全く降っていなかったのに、夕方、24センチの積雪を観測しました。長野県飯田市は、18センチの雪が積もりました。今シーズン最大はもちろん、平年の6倍にあたります。

神奈川県箱根町では、トラックがスタック。スタッドレスだけでは坂道を上れず、さらにチェーンを巻きます。30分以上かけてチェーンをつけ、出発。しかし、その5分後、タイヤが雪にはまってしまいました。

箱根では、観光名所をつなぐバスが午前中からが運休となりました。箱根湯本駅前のタクシー乗り場には、長い列ができました。数時間以上、待っているといいます。
観光客:「とにかく寒いし、大変。もうびしょびしょだし。まあ仕方ないけどね。雪だというのは、きのうからわかっていたんだけど」

11日朝にかけては、路面の凍結が懸念されます。交通への影響は、しばらく続きそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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