【独自】送還直前の収容所の“内部”残る2人も今夜移送 “ルフィ”全容解明へ(2023年2月8日)

【独自】送還直前の収容所の“内部”残る2人も今夜移送 “ルフィ”全容解明へ(2023年2月8日)

【独自】送還直前の収容所の“内部”残る2人も今夜移送 “ルフィ”全容解明へ(2023年2月8日)

 移送される直前の様子が分かってきました。入手した独自映像には、マスクをしていない藤田容疑者の姿も映っていました。また、今も収容所に残る渡邉容疑者ら2人は8日夜にも日本に移送されます。

 フィリピンから移送される直前の藤田聖也容疑者(38)と今村磨人容疑者(38)の新たな映像が入ってきました。「ノーマスク」でカメラに視線を向けるのは、藤田容疑者。その後、隣に座った今村容疑者には入管職員からマスクを付けられ、メガネの位置を直す様子などが映っています。

 フィリピン法務省報道官:「レムリヤ法相がマルコス大統領と話し、日本人2人を送還したこと、残りの2人を送還する予定であることを大統領に伝えました。大統領も非常に喜んでいます。まもなく日本へ出発する予定ですが、安心して行けると思います」

 マルコス大統領の8日の訪日を意識して、特殊詐欺グループの身柄引き渡しを急いだフィリピン政府。日本はフィリピンに対するODA=政府開発援助で最大の供給国であり、今回の訪問も経済関係強化が目的の一つです。

 フィリピン、マルコス大統領:「今回の訪問は、困難と繁栄の時に最も信頼できるパートナーとして、近隣国との友好関係をさらに強化するためのものです」

 また、ビクタン収容所に残る渡邉優樹容疑者(38)、小島智信容疑者(45)について、8日夜にも強制送還される見通しが高まっています。

 日本の警察が逮捕状を出した4人全員の送還にめどがつくなか、8日午後、マルコス大統領が日本へ出発。

 フィリピン、レムリヤ法相:「私たちは『ルフィ』の事件から大きな教訓を得ました。収容所の職員には重大な違法行為があったと考えていています」

 SNSなどを使い、一連の強盗事件などで中から指示が出されていた疑いがあるビクタン収容所。

 警察庁によりますと、同一グループの関与が疑われる強盗・窃盗事件はおととし夏以降、14都府県で50数件に上ることが新たに分かっています。

 物々しい雰囲気から一夜が明けた収容所前に数人の日本人の姿がありました。

 日本人観光客:「(Q.知り合いが収容されている?)じゃない、じゃない。観光客で、たまたま知り合いがいて通してくれた」「(Q.現場の雰囲気は?)結構、緊張する。ピリピリする。写真を撮るような感じじゃない」

 レムリヤ法相は、賄賂などが横行する収容所内の規律を正す方針です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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