“億万長者”85歳の資産家女性 暮らしぶりは質素…相次ぐ強盗事件と関連「情報ない」(2023年2月7日)
福島県いわき市で起きた強盗殺人事件で、殺害された85歳の資産家の女性の暮らしぶりが分かってきました。
■狙われた?…背後から突然“襲撃”か
殺害された小松ヤス子さんの親戚:「(事件翌日に)来た、息子さんが。『母が亡くなったので』って言うから、『だって元気に散歩してたでしょ』と言ったら、『後ろから殴られて倒れてた』って」
取材にこう話すのは、殺害された小松さんの親戚の女性です。小松さんの遺体には、後頭部から側頭部にかけて、複数の傷があったといいます。
小松さんの親戚:「物事をきっちり、しっかりしている人」「(Q.ねたまれるようなことは?)全然、そういうことはないと思う」
玄関から入って4~5メートルの所の廊下で、頭を奥にして「うつ伏せ」で倒れていた小松さん。警察によりますと、鍵を壊された形跡はなく、玄関と勝手口の鍵が開いていたということです。
警察は、小松さんが家の中で背後から突然襲われ、鈍器などで頭を複数回殴られて死亡した可能性が高いとみています。
家の中には、荒らされた跡もありました。
■知人「『億万長者』と自分から言う」
85歳の小松さん。近所では有名な資産家だったと、60年来の知人は話します。
60年来の知人:「億万長者です。自分から言う。(金を)いっぱい持ってるようなことを。旦那の実家が質屋で、山をもらった。ゴルフ場を作るのに、その山を売った、全部」
親戚の女性によりますと、自宅から直線距離で800メートルほどの場所に所有していたという山。その場所には、4年前まで90万平方メートル、東京ドーム19個分の広さのゴルフ場が営業していました。
夫は5~6年前に他界。2人いる子どもも、それぞれ独立しているため、一人暮らしをしていたという小松さん。その暮らしぶりについては、質素だったといいます。
60年来の知人:「(Q.部屋に入ったことは?)もちろん、あります。お茶を飲みに行ったり。自宅には、お金なんか置かない。金になるような高いものは、骨董(こっとう)品なんかも1つもない」
健康のため、日々の散歩を欠かさなかったという小松さん。事件当日も、散歩する姿を近隣住民に目撃されていました。
近隣住民:「3日(事件当日)午前10時ごろ、散歩に行ったのは分かっている」
■相次ぐ強盗事件との関連「情報はない」
いわき市内では半月ほど前にも、およそ7キロ離れた住宅で、77歳の男性が殺害される事件が起きていました。
犯人は今も捕まっておらず、今回の事件との関連は分かっていません。
全国で相次いでいる強盗事件との関連について、警察によりますと、「現時点では、直接関連している情報はない」ということです。
(「グッド!モーニング」2023年2月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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