【急増】“蓋”に魅せられた「マンホーラー」 イベントに1.4万人来場 その魅力とは?(2023年2月3日)
「マンホール」の蓋(ふた)に魅せられた人のことを「マンホーラー」と呼ぶそうです。ひとたびサミットを開けば1万人を超えるマンホーラーが集結。その魅力とは。
かつじパンダツイッター:「マンホールの蓋が雪でブタの鼻みたいに(笑)」
ハンズリューツイッター:「マンホールが見えてくると大分とけたなと思い、感慨深いのです」
日本にはマンホールの蓋に季節を感じる人もいれば…。蓋そのものを欲しがる好奇心旺盛な人も急増しているのです。
長野県・大町市のシンボル、ライチョウが描かれたマンホールの蓋。2002年に作られた、この中古の品が地元のPRのため、1枚3000円で販売されます。
大町市建設水道部・齋藤麻理さん:「すでに数十件問い合わせ頂いている」
今月1日、8枚分の申し込みを開始したところ、3日間で21人の応募があったといいます。申し込みのハガキにその情熱をしたためる人も…。
申し込みハガキ:「終生、愛でますゆえ何卒お譲り下さい」
しかし、実際に買えるかどうかは抽選次第です。
大町市建設水道部・齋藤麻理さん:「コレクションとして、ガーデニングのアイテムとして購入を想定」
マンホール愛好家を人は“マンホーラー”と呼ぶそうです。去年行われたファンの集い、マンホールサミットには約1万4000人が来場。9年前はというと、会議室でこじんまりと行われていました。その時の参加者は約300人…。なぜここまで人気になったのでしょうか。
日本グラウンドマンホール工業会・大石直豪事務局長:「マンホールカードが2016年に第1弾が出た。大きなターニングポイント」
マンホールカードとは、ご当地の名物などをモチーフに描かれてる蓋をコレクションカードにした物で、指定された場所に行けば入手できます。累計915種類が製作され、全国の“マンホーラー”が集めているといいます。
人をひきつけてやまない、知られざるマンホールの魅力とは。現役“マンホーラー”がその熱い想いを明かしました。イベントに、愛好家1万4000人を動員するマンホールの魅力。その土地ならではのデザインが描かれたマンホールカードの収集家は…。
関東在住・現役“マンホーラー”:「(集めたカードは)私はまだ155枚くらいです。(デザインに)全部意味があって、その土地の歴史とか名産とか、ご当地キャラクターとかを(マンホールカードで)知ることができる。普段の旅行だと行かない場所だったりする。カードがあったからこそ、そこにいけて楽しい。マンホールカードを時々眺めて、行った時のことを思い出したり、そういうところが楽しい」
カードには、実物がどこにあるのかを示す緯度と経度が載せられています。その手掛かりを頼りに、マンホールを探し当てると喜びもひとしお。
関東在住・現役“マンホーラー”:「生で見るとやっぱり迫力も違いますし、興味がわく。下水道が今どうなっているかというところまで興味が徐々に広がる」
カードを収集したり、実物を集めたり…。さらにはマンホールのデザインを紙などに写して愛でる人など、同じ“マンホーラー”でもそのジャンルは今、多岐にわたっています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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