長男が公用車で“お土産購入” 岸田総理「公務」と明言…中には“高級ネクタイ”も【もっと知りたい!】(2023年2月1日)
岸田文雄総理大臣の秘書官を務める長男が外遊の際、公用車を使ってお土産を購入した問題について、岸田総理は「公務だ」と明言しました。閣僚へのお土産は、イタリアの高級ブランド「アルマーニ」のネクタイだったことが分かりました。
■「愚か者」ヤジが…10年越し“特大ブーメラン”
立憲民主党・長妻昭政調会長:「私はこの10年間で、本当に少子化対策が停滞したと強く思っている」
“異次元の少子化対策”を巡り、国会で野党から厳しい追及を受けている岸田総理。先月31日は思わぬ角度からの指摘がありました。
長妻政調会長:「子ども手当、十数年前に民主党政権で設立したが。自民党から、この採決の時もそうなんですけれど、罵詈雑言(ばりぞうごん)といいますか。自民党のある女性参議院議員が、こういうことをおっしゃった『愚か者めが』」
自民党・丸川珠代参院議員:「おかしい。審議不十分です。審議不十分ですから、討論も不十分です」「愚か者めが。この下らん選択をした馬鹿者どもを絶対に忘れん」
ある参議院議員というのは、自民党の丸川議員です。この時、厚労大臣だったのが、長妻政調会長でした。
13年前、民主党政権下での所得制限のない「子ども手当法案」を巡り、野党だった自民党は「現金のバラマキにつながる」と強く反発しました。
長妻政調会長:「今、皆さんが与党で、我々が野党で。こんなこと言ったら、許さずに大変なことになったと思う」
10年越しの“特大ブーメラン”に襲われた岸田総理は、次のように述べました。
岸田総理:「この議論の中身については、しっかり議論を行っていく。こうした前向きな姿勢は、これからも大事にしていきたいと考えます」
長妻政調会長:「反省はないのでしょうか?」
岸田総理:「議論を行う際の態度、発言等において節度を越えていたのではないか。こういったご指摘については、謙虚に受け止め、反省すべきものは、反省しなければならないと思う」
当事者の丸川議員は先月31日、記者の質問に対し、次のように答えました。
丸川議員:「どうもありがとうございます」「(Q.反省はしている?)反省しております」
反省するとしたうえで、こう釈明しました。
丸川議員:「私たちは過去の決定が、いずれでもどのようなものであっても、しっかり今の状況にふさわしい政策を選んでいくべきだと思っています」
■総理「土産購入は公務」…もらった閣僚は口濁す
総理に向けられた批判は、もう一つあります。岸田総理の外遊先で長男の翔太郎秘書官(32)が公用車を使い、お土産を購入していた問題です。
立憲民主党・後藤祐一議員:「プライベートの土産を買うことは総理秘書官の公務ですか?公私混同じゃないですか?」
岸田総理:「政治家としての総理のお土産を購入する。これも政務秘書官の本来業務に含まれ得ると考えます。具体的な内容については控えますが、私自身のポケットマネーで買ったということは間違いない」
総理のお土産を買うことは、公務であるとした岸田総理。その中身については…。
高市早苗経済安保担当大臣:「お忙しい中で、お土産を頂きました。内容を言ったら、角が立っちゃうんじゃないでしょうか」
後藤茂之経済再生担当大臣:「お土産はプライベートなことなので」
河野太郎デジタル大臣:「他の閣僚が何を頂いているか分かりませんから、私が何をというのはちょっと避けたい」
関係者によると、お土産の中には、イタリアの高級ブランド「アルマーニ」のネクタイがあったといいます。
■国民・玉木代表「土産購入の文化やめるべき」
街の人:「公的なお土産なのか、プライベートなお土産なのか。意味合いだと思うんです。プライベートと公言しているならば、公用車は使っちゃいけないと思う」「帰ってくるまでが外遊なら、職務上で全然問題ないと思う」
テレビ朝日 政治部・千々岩森生記者:「与党議員と野党議員も含めて、外遊に行くと必ずお土産を買うというのは、永田町の慣習化している」
国民民主党・玉木雄一郎代表:「正直申し上げて、民主党政権の時もありました。お土産を買ってきて、関係のところに配らないといけない、文化そのものをやめるべきじゃないですか。そういう政治から早く日本の政治は脱却すべきだと思う」
(「グッド!モーニング」2023年2月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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