閣僚ら「いただきました」 総理長男が外遊で“お土産”購入は公務？(2023年1月31日)
岸田総理の長男・翔太郎氏が総理の欧米歴訪に同行した際、公用車を使って観光名所をめぐったり、買い物をしたりしていた問題で、閣僚たちが31日、総理から「お土産をもらった」と明かしました。
河野太郎デジタル大臣：「（Q．大臣は何かもらったか）いただきました。（Q．ちなみに何を）ほかの閣僚が何をいただいているかわかりませから、私が何をというのは避けたい」
高市早苗経済安保担当大臣：「お忙しいなかで、お土産をいただきました。（Q．どんなものを）内容について言ったら、角立っちゃうんじゃないでしょうか。もし男女で違ったりすると」
永岡桂子文部科学大臣：「（Q．食べ物とか）お答えは差し控えさせていただきたい」
国会では、“公私混同ではないか”と追及されました。
立憲民主党・後藤祐一衆院議員：「総理、全大臣にお土産買ったんですか。どんなものを、いくらぐらいの物を買ったのか」
岸田総理：「全大臣に買ったと承知している。具体的な内容は控えるが、私自身のポケットマネーで買ったのは間違いない」
立憲民主党・後藤祐一衆院議員：「官邸の機密費とかを使っていたら、問題だから聞いた。税金で高い物を買ったら問題」
関係者によりますと、閣僚の一人に贈られたのは、イタリアの高級ブランド・アルマーニのネクタイ。白地に青のストライプ柄で、箱には岸田総理の名刺が貼られていたということです。
立憲民主党・後藤祐一衆院議員：「プライベートの土産を買うために、岸田翔太朗秘書官が官用車を使って、ハロッズデパートに行って、土産を買ったということですよね。プライベートの土産を買うことは、総理秘書官の公務ですか。公私混同じゃないですか」
岸田総理：「総理の土産を買うことについても、誰がやるかを考えた場合、政務秘書官が対応するのは、現実あるんだと思う」
立憲民主党・後藤祐一衆院議員：「『総理秘書官の公務ですか』と聞いている」
岸田総理：「政治家としての総理の土産を購入する。これも政務秘書官の本来業務に含まれ得る」
立憲民主党・後藤祐一衆院議員：「つまり公務ですか」
岸田総理：「本来業務、すなわち公務である」
ただ、この“お土産”文化。岸田政権だけではなかったようです。
国民民主党・玉木雄一郎代表：「正直、申し上げて、民主党政権のときもありました、そもそも総理なり、大臣が外遊したときに土産を買ってきて、関係のところに配らなきゃいけない文化そのものをやめるべき」
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