【独自】「ルフィ」は誰? 容疑者の素顔…“担任いじめ”学級崩壊 収容直前“豪遊”【もっと知りたい!】(2023年1月30日)

【独自】「ルフィ」は誰? 容疑者の素顔…“担任いじめ”学級崩壊 収容直前“豪遊”【もっと知りたい!】(2023年1月30日)

【独自】「ルフィ」は誰? 容疑者の素顔…“担任いじめ”学級崩壊 収容直前“豪遊”【もっと知りたい!】(2023年1月30日)

 フィリピンの収容所に、「ルフィ」はいるのでしょうか。一連の強盗窃盗事件に関与している疑いがある男の同級生を独自取材しました。見えてきた人物像とは?

■今村容疑者 同級生に「体売って30万円払え」

 今村容疑者の中学時代の同級生:「16歳か17歳くらいの時に、彼から恐喝にあったんですけど。『そんなふざけた話ないよ』って言ったら、『30万円払え。体売ってでも払え』って言われて」

 今村容疑者の幼少期を知る女性:「良い子でしたよ。小さいいたずらは、いっぱいするでしょうけどね。可愛かった子がね」

 容疑者の同級生や関係者たちが、単独取材に応じました。

 取材を進めると、今村容疑者と6年ほど前に、札幌・すすきので会ったという男性に、話を聞くことができました。

 同級生たちの証言から、容疑者たちの素顔が明らかになってきました。

■施設内取材のライター「収容所は沈黙状態」

 警視庁が2019年に東京都内で起きた特殊詐欺事件で、逮捕状を取っているのは、渡邉優樹容疑者(38)と今村磨人容疑者(38)など、フィリピンの収容施設にいる日本人4人です。

 この中に、「ルフィ」を名乗る指示役がいるのでしょうか。

 28日、施設内にいる韓国人を取材したルポライターは、渡邉容疑者とみられる人物の様子について、話を聞いたといいます。

 28日、容疑者に電話取材 金潤永さん:「おととい夜9時に、渡邉容疑者の部屋でフィリピン当局7人が所持品を押収した。だから今、収容所の中は沈黙状態。当局の監視も厳しく、携帯電話も容易には使えない」

 警視庁は、渡邉容疑者と今村容疑者の2人が、日本で起きた一連の強盗事件や窃盗事件に関与した可能性があるとみています。

■今村容疑者の幼少期を知る女性は“驚き”

 今村容疑者の幼少期を知る女性:「ブルブルするね。犯罪に関わっていたというのはね」

 突然のニュースに驚きを隠せないのは、今村磨人容疑者の幼少期を知る、札幌市の女性です。

 幼少期を知る女性:「(Q.身近な人が?)うん、可愛かったがね」「(Q.小さいころは、そんなこと(犯罪)する子?)する子じゃなかったです。いたずらは、しょっちゅうしてましたけどね。そんな問題起こす子じゃないと思った」

■担任いじめ…学級崩壊 椅子に“画びょう”

 「事件に関わるような少年ではなかった」と語る女性。一方、今村容疑者を小学校時代から知る女性に話を聞くと、その印象は一変します。

 今村容疑者の中学時代の同級生:「小学校の時は5、6年の時に同じクラスだったんですけど。担任の先生をいじめて、先生が学校に来なくなった。ソファっていうか椅子に画びょうを敷いたりとか。先生の持ち物を捨てるとか、ただ精神的に追い詰めて。『いや、俺じゃない』っていうような感じで、知らんぷりですね」

 今村容疑者は小学校6年生の時に担任をいじめて、学級が崩壊。担任は学校に来られなくなり、卒業式にも出席しなかったといいます。

 中学時代の同級生:「同級生も、私も含めですけど、(今村容疑者に)いじめられていたんで。本人が気に食わないことがあると、いじめる標的にされて。物を捨てられたり、机捨てられたりとか」「(Q.机も捨てられるんですか?)そうですね。窓から捨てられたり」「(Q.校舎の窓から?)そうです。3階とかから、雪の積もってる外に捨てたりとか」

■中学卒業後も…金を巡るトラブル絶えず

 中学校に入ると、今村容疑者の素行はさらに悪化したといいます。

 中学時代の同級生:「不良の軍団。そこのボス、頭というのにいて。他校に行って、けんかしたりみたいな感じはありましたね。あと、カツアゲ。『酒買ってこい』とか『たばこ買ってこい』みたいなのも、ありましたし」「(Q.中学校行ってる時に、酒・たばこを買ってこいと?)そうですね。『お金は?』って言ったら『お前が出せ』みたいな。買わないと何されるか分からないんで。たばこの銘柄が間違ってると、怒られます」

 中学を卒業してからも、金を巡るトラブルが絶えなかったといいます。

 中学時代の同級生:「16歳か17歳の時に、彼から恐喝にあったんですけど。当時、付き合ってた女の子がいて、(今村容疑者が)浮気してて。『お前のせいで別れたんだから、慰謝料よこせ』って言われて。『30万払え』みたいな、『体売ってでも払え』って言われて。親に言ったら、親が警察に行って、そのまま被害届出した」

 その後、女性は今村容疑者と会っていませんでしたが、4年後の成人式で再会。その羽振りの良さに驚いたといいます。

 中学時代の同級生:「羽振りは良い感じでしたね。ブランドのスーツ着たりとか、『携帯の契約してきてくれたら、お金あげる』とか。『5台くらいあったらうれしい』みたいな。私には言ってましたね。当時、飛ばしの携帯というのが、暴力団の中ではやったんです」「(Q.(飛ばし携帯は)いくらあげるって、値段については?)値段については、1台3万とか言ってましたね」

 飛ばしの携帯とは、他人名義や架空の名義で契約されたもので、振り込め詐欺などに悪用されるケースがあります。このころ、今村容疑者は「すすきのの風俗店で働いている」と話していました。

■2017年ごろ携帯つながらず…2年後に“事件”

 取材を進めると、今村容疑者と6年ほど前に、すすきので会ったという男性に、話を聞くことができました。

 男性は、中学時代に今村容疑者と友人だったといいます。

 今村容疑者の中学校時代の同級生:「中学時代ぶりにSNSで再会して、2人で飲みに行った。本人は『携帯関連の、テレアポの仕事をしている』と話していた。楽しそうだった」

 すでにこのころには、特殊詐欺に手を染めていたのでしょうか。

 そして、男性と今村容疑者の携帯が、つながらなくなったのは2017年ごろ。この2年後に、今回の逮捕状の容疑となっている、特殊詐欺事件が起きたとみられています。

■渡邉容疑者 収容直前に「フィリピンで豪遊」

 今村容疑者と同じ北海道出身の渡邉優樹容疑者も、すすきので飲食店を経営していました。渡邉容疑者が経営していた飲食店が入っていたというビルがあります。

 渡邉容疑者を知る飲食店店長:「(Q.この男なんですけど?)一番右奥のほうにあった店かなって思うんですけど」「(Q.いつくらい?)10年くらい経ってるんでしょうね」「高そうな装飾品付けたりはしてたから、それは覚えていた。やんちゃそうな人が付けてそうな、ごつい腕時計みたいな」

 渡邉容疑者の店で、過去に従業員として働いていたという人物に話を聞くことができました。

 渡邉容疑者が経営していた店の元従業員:「渡邉優樹容疑者が経営していた店ですね。女の子が働く店をやってまして、そこに自分が黒服として入っていました」「(Q.当時、どういう人だった?)当時は普通に皆に優しくて、渡邉容疑者の家で鍋したりとか、夜な夜な盛り上がりましたね。面倒見がいいというか。ニュースとか見て、とてもじゃないけど考えられないというか。自分らにも、知らない面があったかもしれない、もしかしたら」「(Q.お金に対しては?)多少、細かいのはあったと思いますよ。八百屋始めてみたりとか。色々事業に手を出してますよ、不動産屋とか。自分で色んな事業を拡大しようっていう野心があった」

 その渡邉容疑者を知る、フィリピンの飲食店従業員の女性は、収容される直前に、現地で豪遊していたと証言します。

 渡邉容疑者を知る フィリピン人女性:「良いお客さんだから、たくさん飲み物をくれた。いっぱいいっぱい。だから、今でも覚えているの」

(「グッド!モーニング」2023年1月30日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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