漏水多発…壁の中の配管も“凍結”なぜ? あすから再び寒気 大雪に警戒(2023年1月27日)
“10年に一度の寒波”は過ぎ去りましたが、28日から次の寒気が流れ込む予想で、すでに北陸など日本海側では雪が強まっています。
新潟市内では、今季最強寒波で、水道管が凍結し、漏水が相次いでいます。修理業者を取材しました。市内にあるアパートの壁面に設置されている給湯器から水が漏れていました。この部屋は空室ですが、水道の元栓は、閉めていなかったそうです。
アパートの大家・河内耕一さん:「冷え込んでいて、凍ったのがとけ始めたからやっとわかった。こんなに寒くなったことはなかったので初めて。今までずっと暖かかったから、あまり気にしてなかった」
次の依頼は、新潟市内の一軒家です。
依頼した住民:「きのうの夜、7時くらいに帰ってきて、(蛇口を)ひねったときに、シューシューという水漏れみたいな音がわかった」
水道管が凍結すると、膨張した氷で管に亀裂が入るなどして破損します。その氷がとけると、亀裂やつなぎ目などから、水が漏れるのです。漏水は、外にある給湯器からの配管かと思われましたが、凍結対策がされていて、ここではありませんでした。調べたところ、壁の中から漏水していました。なぜ、壁の中の配管が凍ってしまったのでしょうか。
千代田設備メンテナンス部・中村宏一さん:「今年の寒波に関しては、配管が壁の中にあっても、隙間から風が入ってきて、配管の温度が下がって、凍結するのが、結構、ありますので、隙間をなくす、暴風対策をするだけでも、被害は減ってきます」
修理を請け負っている、こちらの会社では、26日までの1日で、約700件の依頼があったそうです。ほとんどが、新潟市内でした。
千代田設備・鈴木元伸取締役:「新規受け付けはストップして現場の方に注力しております。(Q.水道管凍結の要因は)かなり強風が吹いていたので、風で温度が下がって凍ったところです」
凍結が原因で、漏水が起きた佐渡市。漏水箇所が多く、浄水場から送られた水を、一時的に貯める配水池の水量が、急激に減りました。そのため、約1万3000世帯を計画断水にして、漏水箇所の調査を行いました。
石川県輪島市では、27日正午時点で、3391世帯が断水。市は、給水パックで対応しています。羽咋市では、26日から約800世帯で、断水が続いています。空き家や、農業用のハウスでの漏水が相次ぎ、水が不足したため、福井県に支援を要請しました。復旧の見込みが立っていません。
北陸から山陰では、27日夜はさらに強い寒気が流れ込むため、広範囲で、雷を伴った強い雪に注意が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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