10年に一度“今季最強寒波”襲来…“日本一寒い町”陸別 -30℃で「痛み伴う寒さ」(2023年1月24日)

10年に一度“今季最強寒波”襲来…“日本一寒い町”陸別 -30℃で「痛み伴う寒さ」(2023年1月24日)

10年に一度“今季最強寒波”襲来…“日本一寒い町”陸別 -30℃で「痛み伴う寒さ」(2023年1月24日)

 10年に一度の強烈な寒波が、24日から日本列島に襲来します。災害級の大雪になる恐れも出ています。

■大雪に備え…“食品多め”に買う人も

 23日朝の通勤時間帯、東京・練馬区では、ハラハラと雪が降りました。

 24日から、「10年に一度」という、強烈な寒波の襲来が予想されるなか、列島各地で対策が進められています。

 新潟県燕市のスーパーでは、特に保存の利く食品の仕入れを増やしていました。

 マルイ 分水店・宗村健店長:「こちら、冷凍のコーナー。特に昨年(大雪の時)売れていたのが、パスタ、ご飯関係。あすの納品についても、物量を増やして対応をしている」

 大雪に備え、食品を多めに買う人の姿もありました。

 買い物客:「このまま帰ってもいいかなと思ったんですけど、『そうだ、天気悪くなるな』と思って」

■気象庁・国交省「不要不急の外出自粛を」

 気象庁と国土交通省は、共同で緊急会見を開き、不要不急の外出自粛などを呼び掛けました。

 気象庁担当者:「電線や樹木への着雪、落雷、突風、低温による水道管やその設備の凍結、路面凍結にも十分に注意が必要です」

■日本一寒い町 寒さが“観光資源”に

 「日本一寒い町」として知られる、北海道陸別町の夜明け前。“嵐の前の静けさ”でしょうか。23日、陸別町では、マイナス30.4℃の全国最低気温を記録しましたが、穏やかな一日となりました。

 わざわざ気温計を撮影するため、外に出る人もいます。

 東京からの観光客:「(Q.どちらから?)東京からです。この寒さを味わってみたいなと。いやぁ寒かった。ふぶかれましたし」

 陸別町では、この寒さが観光資源の一つになっています。町に住んで40年以上という女性は、次のように話します。

 40年以上在住の女性:「寒いとニュースになって、陸別の知名度が上がるので。その点は、うれしいです。きのうもそうだったんですが、『全国一だった』っていうと、やったぞっていう気になります」

■寒さを逆手に取り…“町おこし”も

 そんな陸別町で見つけたのが、町内の広場にあった謎のテント。一体、誰が、何のために…?

 陸別町在住 雪上キャンパー:「(Q.一晩ここで過ごした?)ここで寝てました」

 陸別町に自宅のある男性。上下厚手のダウンを着込み、厚手の寝袋にくるまって、わざわざここで一晩明かしたそうです。

 雪上キャンパー:「(Q.何のために?)まぁ、陸別の寒さを体感したいという」

 陸別町では来月初め、寒さをテーマにしたイベント「しばれフェスティバル」を開催。寒さを逆手に取って、町おこしにつなげようとする発想に、男性も共感しているといいます。

 雪上キャンパー:「寒いですよ。寒いけど、それを工夫して乗り越えるというか。そういうのが楽しいって言えば、楽しいんですよね」

(「グッド!モーニング」2023年1月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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