関東などの診療所に「発熱外来の設置なし」35% 都市部が多い(2023年1月19日)

関東などの診療所に「発熱外来の設置なし」35% 都市部が多い(2023年1月19日)

関東などの診療所に「発熱外来の設置なし」35% 都市部が多い(2023年1月19日)

 新型コロナ患者について関東など342カ所の診療所に実態調査したところ、都市部に発熱外来を設置していない診療所が多いことが分かりました。

 神奈川県の保険医協会が実施した調査では、関東の1都6県と山梨にある合わせて342カ所の診療所を対象に新型コロナ患者の診療ができる発熱外来の指定を受けているかなどについて聞きました。

 その結果、発熱外来を設置せずコロナ患者を受け入れていないと回答したのは全体の35%にあたる121カ所で、千葉、東京、神奈川など都市部の診療所の方が多いことが分かりました。

 この121カ所の中では、駅周辺にある施設やビルなどに入る診療所が目立ちました。

 理由として入り口が1カ所しかないなど「空間的に動線を分けられない」と回答したのがおよそ半数を占めたほか、「通院患者の重症化リスクが高い」といった意見も多くありました。
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