“ヒトラー投稿”問題 維新の強硬姿勢に「ある狙い」か(2022年1月28日)

“ヒトラー投稿”問題 維新の強硬姿勢に「ある狙い」か(2022年1月28日)

“ヒトラー投稿”問題 維新の強硬姿勢に「ある狙い」か(2022年1月28日)

 菅元総理のヒトラー投稿が波紋を広げています。専門家は維新側が強硬に出る理由に、ある狙いを指摘しています。

 立憲民主党・泉健太代表:「党としては何か今、対応とか関与をするといっても、どういった意図をお持ちなのかという感じはしますね」

 菅直人元総理の“ヒトラー投稿”で日本維新の会側から月内での謝罪と投稿撤回を求められている立憲民主党。対応に苦慮しています。

 菅元総理は、この件についてツイッター上で「抗議は私にするべき」と投稿しています。そのため・・・。

 立憲民主党・泉健太代表:「維新の(馬場)代表も菅直人さんのすぐ近くの部屋におられるので」

 維新の馬場共同代表の議員事務室は菅元総理と部屋が隣同士ですが、28日までに何も動きはないといいます。

 立憲が対応を迫られるなか、菅元総理は次々とSNSを更新し、維新をあおり立てます。

 菅元総理のツイッター(27日):「維新の『役人天国』批判に低所得者層の人達が共鳴し、支持を広げたとの分析が有力」

 菅元総理のツイッター(27日):「維新との闘いでリベラル派は軟弱と見られていると痛感。私は改めて『闘う(たたかう)リベラル』であることを宣言する。今回の維新の脅しは私には通用しない」

 一方の維新側も徹底抗戦の構えです。

 日本維新の会・松井一郎代表:「僕も含めて橋下さんも、いくら何でも大量虐殺した人を思い浮かばせられるのはちょっと許されへんよね」

 互いに一歩も譲りません。

 維新側が強硬姿勢をみせるのには、ある考えがあると政治評論家の伊藤氏は推測します。

 政治評論家・伊藤惇夫氏:「野党のなかで主導権を握ろう、あるいは次の参議院選挙を視野に入れると立憲民主党をたたくというのが戦略なんじゃないのかなと」

 党の最高顧問の私的投稿から謝罪などを要求された立憲は今後、どう動くのでしょうか。

 政治評論家・伊藤惇夫氏:「立憲は、ここで菅さんの発言に対して党として何らかの謝罪をするというのはあり得ない話ですから、最終的にはうやむやの形で処理されてしまうのではないかな。野党同士がこうやってけんかをしてくれてるというのは、自民党にとってはしめしめという感じじゃないでしょうか」

 維新の設けている期限は31日。決着はあるのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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