日本人の身長“30年間伸びず” 男性170.8cmで逆に低く…「高身長」若者の意識変化も(2023年1月18日)
日本人の身長は、戦後一貫して伸びていると思っている人も多いかもしれませんが、実際は30年近く横ばいが続き、逆に低くなっているというデータも出ています。
■男性平均170.8センチ 逆に0.1センチ低く…
文部科学省によりますと、2021年度の17歳男性の平均身長は、170.8センチだったことが分かりました。
戦後間もない1948年、160.6センチだった17歳男性の平均身長は、1994年には10センチ伸びて170.9センチになりました。
ところが、それから30年近くにわたって横ばいが続いているばかりか、逆に0.1センチ低くなったのです。
一体なぜ、平均身長は伸びていないのか?専門家は、次のように話します。
国立成育医療研究センター 社会医学研究部・森崎菜穂部長:「(出生時の体重が)2500グラムより小さいお子さんを低出生体重児と言うが。そういう子どもが増えているというのが、原因の一因ではないかと考える」
その背景については、出産方法が多様化し、出産日を決めて産むことが増えたため、お産が早くなっていることや、体型を意識して食事の量を制限する妊婦が増えたことなど、複数の要因が考えられるといいます。
■若者の意識に変化も「コンプレックスない」
また、今後の平均身長については、次のように話します。
森崎部長:「あと10年くらいは、子どもたちの身長は少しずつ減り続けるんじゃないかなと思う。(男性は)あと2ミリくらいは縮んでしまう可能性があるんじゃないかと思う」
かつて、「高身長」は憧れの対象となっていましたが、若者の意識にも変化が現れているようです。
身長165センチ:「最初は、あの人、身長高くてうらやましいなというのがあったが、今は別に抵抗ない。これが身長なので…」
身長168センチ:「コンプレックスはない。身長はそんなに簡単に伸びないので。自分に自信を付けるべき」
(「グッド!モーニング」2023年1月18日放送分より)
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