「100キロ出ていた」盗難車で逃亡 警察官2人が発砲し男性死亡(2023年1月13日)

「100キロ出ていた」盗難車で逃亡 警察官2人が発砲し男性死亡(2023年1月13日)

「100キロ出ていた」盗難車で逃亡 警察官2人が発砲し男性死亡(2023年1月13日)

大阪府八尾市で13日午後1時25分ごろ、「警察官が発砲し、男性がけがをした」と消防に通報がありました。

撃たれたのは、白い車を運転していた40~50代の男性です。意識不明の重体で、ドクターヘリで病院に搬送されましたが、死亡しました。
近所の人:「パンパンパンって、初めガスが爆発した音なのか、何かわからないけど、叫び声が聞こえるから、誰かと誰かが、初めケンカかなと思った。誰かなだめるのか、威嚇するのかわからないけど、ののしりあっているような、でかい声で言っていたような」

現場は、八尾市のJR久宝寺駅から、南西約600メートルの場所。周囲は、住宅や工場が混在していて、近くには、こども園や小学校もあります。
目撃者:「見に行ったら車が大破していた。警察官が『大丈夫か、大丈夫か』って、運転手は暴言をバーッて吐いていて。口論してて、何と言ってるかはわからなかった」

発砲があった現場から約400メートル離れた大通りで、午後1時18分ごろに巡回中のパトカーが、盗難車を発見したということです。警察によりますと、白い車は、1月上旬、他府県の住宅のガレージから盗まれたものとみられるものです。近くの建物の防犯カメラには、パトカーに追跡され、
猛スピードで逃げる車が映っていました。

車とパトカーは、片側1車線の道を、西から東に向かって走っていました。
目撃者:「スピードは120キロくらい、100キロは確実に出て。(Q.普通じゃない様子)もう全然、あのスピードは。ここに交差点あって、大概の人はちょっとブレーキ踏まないと、人が飛び出したら大事故」

パトカーは、盗難車を見失いましたが、再び発見し、追跡を始めたところ、一方通行の道で、信号待ちをしているトラックの後ろに停車しました。
パトカーが、その後ろに並んだところ、バックしてきて衝突。警察によりますと、盗難車の助手席側に近づいた警察官が「止まれ」と警告。警棒で窓ガラスを叩いて止めようとしましたが、盗難車は、前進と後進を繰り返しました。続いて、もう1人の警察官が運転席側に近づき、警告。それでも、逃げようとしたため、2人は2発ずつ車内に発砲。車は、信号機の柱にぶつかって停まりました。警察と消防によりますと、男性の肩と腹に、1発ずつ命中したということです。警察は午後1時21分ごろ、男性を公務執行妨害で現行犯逮捕。最初の発見から、3分間程度の出来事でした。

警察は「被疑者が亡くなられたことについては残念でありますが、詳細については、現在、調査中です」とコメントしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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