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「若者は検査せず」一転・・・提言に入らず 尾身会長らの案に“戸惑いの声”(2022年1月21日)
「感染が急増した場合、若者は検査をせず、症状だけで陽性の診断ができるようにする」とした尾身会長ら専門家からの案。ただ、最終的な提言に入りませんでした。
20代・学生:「検査しないで判断はちょっと怖いです。1回検査はしたいです」
10代・専門学校生:「さすがに検査させてもらいたい」
若い人をざわつかせていたのは、20日に専門家会合で飛び出した提言案。
厚生労働省アドバイザリーボード・脇田座長:「検査のキャパシティーには限界がありますから、優先度の高い検査、特に症状のある方が受診されて検査が必要という場合が多くなるので、その検査が確実にできる体制が必要」
今後、感染者が急増した時には「若年層の検査を実施せず症状で診断することも検討すべき」という提言です。
日本医師会・釜萢敏常任理事:「例えば50歳未満で基礎疾患がなくて肥満もないというような方々。ほとんどが軽症で経過して、短期間で回復するという経過を踏まえると、まず家にじっとしている選択肢があっても良いのではないか(という意見が出た)」
PCR検査場では21日も比較的、若い人の出入りが目立ちます。
30代医療関係:「(Q.風邪っぽい症状が出たら?)会社としては、すぐPCR検査。(検査しないのは)賛成じゃないです」
一方、実際に現場で治療にあたる埼玉医科大学の岡医師によりますと、今後感染者が増えて検査キットが足りなくなるなど逼迫(ひっぱく)する状況になり、「検査結果などによらず治療法などが変わらない場合は検査をしないことも医学としては妥当で、検査が開発される前はインフルエンザも麻疹も臨床診断でした。この流行状況では、急な発熱や咽頭(いんとう)痛、せき、鼻汁を呈する患者は、他の理由が見当たらない場合にはコロナと判断することもあり得る」といいます。
気になるのは検査をしないと陰性を証明できないこと・・・。
10代・専門学校生:「知りたいです。自分が『陽性』か『陰性』か」
40代・女性:「検査をして白か黒かはっきりさせないと、職場でまき散らす訳にいかないし、適確な診断があって社会に出る方がいい」
そして、21日午後に専門家らの提言が公表されましたが結局、「若年層の検査を実施しない」とする表現は削除されました。
後藤茂之厚生労働大臣:「現時点では体調が悪い場合には受診や検査をして頂く必要がある」
提言を出した専門家の一人は「“若い人は臨床症状で判断”の考えは全然なくなったわけではない。状況を見ながら引き続き考えていく」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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