【ウラで何が】「最年少出馬」今井瑠々氏(26) 立憲→自民に電撃転身で波紋(2023年1月10日)

【ウラで何が】「最年少出馬」今井瑠々氏(26) 立憲→自民に電撃転身で波紋(2023年1月10日)

【ウラで何が】「最年少出馬」今井瑠々氏(26) 立憲→自民に電撃転身で波紋(2023年1月10日)

 おととし、立憲民主党から全国最年少の25歳で出馬し、落選した今井瑠々氏(26)が自民党へのくら替えを電撃発表し、波紋を広げています。番組では、この発表の約1カ月前、ある人物との会話を独自に撮影していました。

 拍手で自民党の会合に迎え入れられた女性は、おととしの衆院選で全国最年少の候補者として立憲民主党から出馬した今井氏です。

 立憲民主党から出馬・今井瑠々氏(当時25):「若くても、女性でも、どんな立場でも」

 岐阜県の選挙区で自民党の古屋議員と議席を争い、約1万3000票差まで迫りました。その今井氏が立憲民主党を離れ、自民党推薦のもとで県議会選に出馬するのです。

 自民党・古屋圭司衆院議員:「今井さんの力で、非自民で運動していた皆さんもこっちに取り込んでもらう」

 ちょうど1カ月前に今井氏は、ある人物と面会していました。

 1カ月前、超党派で行われた女性議員を育成するための集まりに今井氏の姿はありました。あいさつを交わしたのは同じ岐阜県の大物議員、自民党の野田聖子氏です。

 立憲民主党に離党届を提出・今井瑠々氏:「よろしくお願いします」

 自民党(岐阜県選出)・野田聖子衆院議員:「無理して野党にいなくていいから。私は自民党に色々いじめられてきたけど、合理的に与党の方が頂いた仕事を叶えられる。多少、嫌なおじさんたちがいても自民党の方が夢を叶えられる」

 立憲民主党に離党届を提出・今井瑠々氏:「自分も不安な時が多いので」

 自民党(岐阜県選出)・野田聖子衆院議員:「だよね。こっそり、良ければ。結構、辻元さんとか蓮舫さんとか仲良しで」

 立憲民主党に離党届を提出・今井瑠々氏:「ありがとうございます。本当にシスターフッドというか」

 自民党(岐阜県選出)・野田聖子衆院議員:「全然。もうマザーみたいなものなので」

 立憲民主党に離党届を出した今井氏。選挙区では総支部長も務めていました。

 立憲民主党は「期待を二重に裏切る背信行為」だとして、今月17日にも対応を決定するとしています。

 政治アナリスト・大濱崎卓真氏:「(今井氏は)次期衆議院選挙の候補予定者として支部長として活動してきたものですから、それなりの“党のお金”を支給してもらって活動してきたところ、急に無所属で県議選に自由民主党の推薦候補として出ると。立憲民主党としては支援をしてきた、お金を出してきたにもかかわらず裏切られたというショック。そしてそれを直前まで知らなかったというところも含め、大きなショックになっているのは間違いない」

 衆院選で今井氏と議席を争った自民党の古屋議員によりますと、話は去年の秋から進められていました。

 岐阜5区選出、自民党・古屋圭司衆院議員:「(Q.時期で言うと、どの辺りから具体的な調整が?)去年からです。去年の秋口くらい」

 政治アナリスト・大濱崎卓真氏:「立憲民主党に党籍があるにもかかわらず、そういった交渉をしていた。そして内々に自由民主党の多治見市支部から推薦を取り付けるという具体的な行為までしていた。これは立憲民主党からすると、いわゆる反党行為という形で処分の対象になるのは致し方ない。今井さんのなかに『立憲民主党にいていいのか』『政策を実現するために自由民主党に行った方が良いのではないか』。これはもう政治家の判断ですから、今井さんの判断が良いと思えれば有権者は投票すればいいでしょうし、そうでなければ別の候補に入れれば良い話」

 今井氏は今月13日に記者会見を開くとしています。

 今井氏が出馬を表明した岐阜県議選、多治見市選挙区では、自民党公認の新人・友江惇さんと無所属新人の判治康信さんが立候補を予定しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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