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【お得なワザ】「全国旅行支援」再開も…割引き率低下 狙い目は?(2023年1月10日)
10日から再開された「全国旅行支援」“秘湯”には10日も多くの客が集まっていました。さらにお得に旅をするテクニックを専門家に聞きました。
立ち上る湯けむり。新潟の“秘湯”「越後長野温泉」。
新潟県内からの利用客:「けっこう熱めで気持ち良いですよ。今までこの温泉があるのは知っていたんですけど、来てみて良いなと思いました」
東京駅から燕三条まで上越新幹線でおよそ2時間。その後、送迎バスに乗り40分。およそ3時間でたどり着く、100年近くの歴史を持つ隠れ宿です。
埼玉県からの利用客:「(温泉は)たった一人だけだったので、貸し切り状態でとても良かったです。柔らかい感じでお肌がすべすべになるような」
昭和の風情を今に残す登録有形文化財の宿。売りはやはり「温泉」です。
嵐渓荘・大竹啓五社長:「足を入れた瞬間にぬめっとする、まとわりついてくる感じ。よく温まりますし、上がった後湯冷めしない、そういうお湯です。成分自体かなり濃くて煮詰めると、1リットルで10グラムぐらい塩が取れますね。割とそのぐらい成分的には濃い温泉」
ナトリウムが多く含まれているというこちらの源泉…。大昔、この辺りが海だった時の名残りだと考えられています。そんな“秘湯”が10日は大忙しの様子…。
嵐渓荘若女将・大竹由香利さん:「今まで通り宿泊の割引については、こちらの表紙をお目通し頂いて、サインを頂戴しますね」
それもそのはず。年末にいったん終了した観光支援策「全国旅行支援」が今月10日から再開。対応に追われていました。再開される全国旅行支援では、旅行代金の割引率が20%。また、割引の上限額は1人1泊あたり5000円に、日帰り旅行などは3000円です。お土産などに使えるクーポン券は、平日は2000円、休日は1000円分となります。そんな全国旅行支援で困った事態になっていました。その理由がクーポンの電子化です…。
嵐渓荘若女将・大竹由香利さん:「我々もスタッフ高齢ですので、どういった準備・対応をしてどうサポートすればいいのか、周知徹底するのにドタバタしています」
去年は紙クーポンで対応していましたが、今年からは原則、電子クーポンになったため、勝手が分からない状況だといいます。
男性スタッフ:「こういうケースだと最初混乱するというのが常ですから、これだって混乱は起きるだろうと思いますけど、慣れるしかない」
そんな、全国旅行支援にこんな声も上がっています。
埼玉県からの利用客:「受けられれば割安になるので良いかなと思う。前みたいに半額になるといいですけどね。どんどん(割引率が)下がってきていますから」
実は、今回の「全国旅行支援」、前回よりも割引の上限額やクーポンの金額が引き下げられているんです。
割引率が下がったことを補う、狙い目の旅先があるというんです。10日から再開された「全国旅行支援」。前回よりも割引の上限額やクーポンの金額が引き下げられましたが、実はお得な利用法があるといいます。
航空・旅行アナリスト、鳥海高太朗さん:「各都道府県の予算においてクーポンを上乗せする自治体も出ています」
例えば大阪府では独自の予算を使い、今月25日から対象の宿泊付きプランを利用する場合、クーポン額を平日は3000円分、休日は2000円分を上乗せします。他にも富山県ではクーポンを2000円、さらに、千葉県も1人当たり5000円以上の宿泊をすれば最大で2000円上乗されます。鳥海さんによれば、こうした都道府県ごとの取り組みは今後、さらに広がる可能性があるといいます。
航空・旅行アナリスト、鳥海高太朗さん:「3月中の春休みはすべて対象にしますし、4月以降に延長される場合も春休みは対応することになりますので、春休みの旅行で特に人数が多い家族旅行などで効果が出てくるのではないかと思います」
先月26日から、全国旅行支援の予約ができた新潟県。早速利用客がいました。
新潟県内からの利用客:「(割引は)3000円の2000円クーポンだから5000円ですね。すごくラッキーでしたね」
嵐渓荘若女将・大竹由香利さん:「1月から3月までは基本的に閑散のシーズンです。お客様が少ない分、問い合わせも若干以前よりも少ないんですけど、そういった時期だからこそ、これを機会にまだ旅行支援やっているということでお問い合わせ頂いたり、今まで来そびれていた方においで頂けるんじゃないかという期待感はあります」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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