21億人が大移動「春節」を目前にコロナ感染急拡大…中国からの入国“厳格化”(2023年1月8日)

21億人が大移動「春節」を目前にコロナ感染急拡大…中国からの入国“厳格化”(2023年1月8日)

21億人が大移動「春節」を目前にコロナ感染急拡大…中国からの入国“厳格化”(2023年1月8日)

新型コロナの感染急拡大を受けて政府は8日から、中国からの入国者に対する水際対策を強化しました。
中国で多く人が移動する「春節」を前に日本の観光地の受け止めは…

▽水際強化前の“駆け込み“訪日も
きょう8日の成田空港…
(若月愛実ディレクター)「中国本土からの直行便が到着したのでしょうか。検疫所にはかなり長い列ができています。」
8日から始まった中国本土からの入国者に対する水際対策の強化。
直行便での入国者には出国前72時間以内に受けた陰性証明が義務付けられ、これまでは簡易的な抗原検査でしたがより精度の高い抗原定量検査やPCR検査が実施されます。陽性となった場合は原則7日間の隔離措置です。
(杭州からの帰国者)「長い列で2時間ほど(待ちました)。面倒で疲れました。出国時も手続きに時間がかかり、(通常より)3~5時間多く掛かりました。」

7日、水際対策が強化される前に、駆け込みで来日した陳さん。日本に住む家族に会いにやってきました。
(湯さんの娘 陳楽さん)「1月24日に来てもらう予定でしたがそれ(水際対策強化)もあったので早めに来てもらった方がいいと思い実は急きょ早めたんですよ。」
一方、中国では今日からゼロコロナ政策が大幅に緩和。
(李志善記者)「姿見えましたね。日本から到着した乗客たちが隔離措置なしに次々と到着口から出てきます」
これまで中国政府は海外からの渡航者に対して入国時に最大で21日間、ホテルなどでの隔離を義務付けてきましたが、それを撤廃しました。
「(隔離の撤廃は)とてもいい。自分で対策すればいい。遊びに行かなくちゃ」

▽上海から2年ぶりに帰国 家族との再会は
事実上の“海外旅行解禁”に上海の空港では…
(高橋大作)「国際線の搭乗口なんですが、日本や韓国といったところに大勢の人が出発する様子がみえます。」
その中には日本人の姿も…上海で働く井垣さんは規制緩和を受けてきょう8日、帰国することにしました。家族に会うのは2年ぶり…陰性証明もとりました。
Q.これがいつの陰性証明?
(上海で働く井垣純さん(31))「これが昨日の結果ですね。(日本に)到着してからもう1回検査があるので、そちらの結果がどうなるかというところは到着しないとわからないところ」
「陰性のまま帰国できるかというところがドキドキしている」
成田まで3時間のフライトです。定刻より早く到着した井垣さん。
「今検疫所への案内をすすめられています」
そこには検査結果を待つ多くの人が…
(若月愛実ディレクター)「午後7時です。上海からの便が到着して、すでに2時間が経ちますがまだその姿は到着ロビーには見えません」
そのころ井垣さんは…
(井垣純さん)「先ほど通知があって、私は再検査が必要なようです。もう少し待ってからもう一度、再検査をして、その結果次第で分かるかというところなので、少し様子をみたいと思います。」
その後確認したところ、無事陰性となりました。成田に到着して3時間。
(井垣純さん)「まずは無事陰性で到着できたのでほっとしているところです。一時期は家族にも連絡してもしかしたら隔離施設に行かないといけないかもしれないと連絡していたので落ち着きました。」

▽「春節」目前に 中国からの入国“厳格化”
日本の水際対策は強化されたものの、のべ21億人が移動するとみられる春節を前にゼロコロナ政策を急激に緩和した中国。コロナ以前、中国人のツアー客を多く受け入れていた河口湖にあるこちらのホテルでは…
(富ノ湖ホテル 渡辺亮支配人)「昨年から国内の旅行支援とか、一部海外の方の渡航が可能になったので、9月くらいから(コロナ前の)6.7割ほどに戻ってきました。」
今後、中国からのツアー客に期待を寄せていますが…
(富ノ湖ホテル 渡辺亮支配人)「中国の感染者数が不透明であったり、日本の検疫がかなり厳しかったり、自由に来るには足かせになっている部分もかなりあるので、中国の方が完全に自由に行き来できるようになれば(コロナ前の)100%に近い数字になるのではないかと。解放されると行きたいのを我慢していたお客さんがわーっと来る傾向が必ず見られますので。今回もそういうのを期待してる。」

1月8日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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