年末年始も1人で発熱外来を開けた医師「どうなるか予測つかない」制限緩和で同時流行(2023年1月5日)

年末年始も1人で発熱外来を開けた医師「どうなるか予測つかない」制限緩和で同時流行(2023年1月5日)

年末年始も1人で発熱外来を開けた医師「どうなるか予測つかない」制限緩和で同時流行(2023年1月5日)

厚生労働省は、去年12月28日にインフルエンザが全国で流行入りしたと発表しました。新型コロナウイルスも感染拡大している中、発熱外来の状況を取材しました。

 大阪・心斎橋にある小畠クリニック。通常、診療は1月6日からなのですが、発熱外来の問い合わせが多く、院長が1人で年末年始も開けていたといいます。

 (小畠クリニック 小畠昭重院長)
 「年末は30日とか31日はそんなに多くなかったんですけど、1月1日2日はけっこう目いっぱい患者さんの予約が入りました」

 診察中も予約の電話が鳴りやみません。これだけ忙しくなっているのには、第8波と言われる新型コロナウイルスの感染拡大に加えて、インフルエンザの流行があります。

 【診察の様子】
 (小畠院長)「のどけっこう痛い?」
   (患者)「息をしたら…」

 発熱に加えてのどの痛みを訴える患者の診断は…。

 (小畠院長)「インフルエンザのA型は間違いないな」

 (小畠クリニック 小畠昭重院長)
 「全体的には(新型コロナ陽性者が)増えているなという実感はあるし、何よりもインフルエンザが増えてきたから、発熱外来がちょっと大変になってきていますね。同時流行ですね」

 厚生労働省は去年12月28日、3年ぶりにインフルエンザが全国で流行入りしたと発表。新型コロナウイルスとインフルエンザ、同時に感染した患者も確認したといいます。

 (小畠クリニック 小畠昭重院長)
 「マスクして予防していても流行っていたのが新型コロナだったじゃないですか。だから(これまでは予防で)インフルエンザも風邪もなかったけど、もう(行動制限など)緩和しましたやんか。今後どうなるのか予測がつかないですよね」

 大阪府の吉村洋文知事は次のように話しています。

 (大阪府 吉村洋文知事 1月4日)
 「急激に医療状況が極めてひっ迫した状況に年末年始になったということはないと思います。行動制限をしたり、あるいは感染したら7日間は症状がどれだけ軽くても待機するとか、ああいった制限はやめるべきだと思います」

 ただ、去年末から病床使用率は50%を超え(55.1%)、大阪モデルは赤信号のままです。新型コロナウイルスの新規陽性者数は年末年始はやや減少傾向でしたが、1月5日に新たに1万5741人が感染したと発表され、行動制限のない中で多くの人出があった年末年始の影響が今後出てくる可能性もあります。

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