米下院議長選 7回目投票へ 造反議員を切り崩せず(2023年1月5日)

米下院議長選 7回目投票へ 造反議員を切り崩せず(2023年1月5日)

米下院議長選 7回目投票へ 造反議員を切り崩せず(2023年1月5日)

 100年ぶりの再投票にもつれ込んだアメリカ議会下院の議長選挙は6回の投票でも決着がつかず、先行きが見通せない状況となっています。ワシントンからの報告です。

 (小島佑樹記者報告)
 野党・共和党は投票を重ねるたびに「一枚岩になり切れない弱さ」をさらし続けています。

 共和党が主導権を握る下院の議長選はマッカーシー院内総務の就任が有力視されていましたが、6回行われた投票で、党内の保守強硬派の議員が造反し、いまだ決着がついていません。

 アメリカ、バイデン大統領:「これほど時間がかかるのは少し恥ずかしい。他の国々が見ているのに」

 一方のトランプ氏は、マッカーシー氏への支持を呼び掛けましたが、造反議員は1カ月でも投票を続ける構えを示していまして、目立った効果はみられませんでした。

 これまでに幾度となく造反議員との対話を重ねてきたマッカーシー氏ですが、議長の就任はおろか、1人も切り崩せていない状況で、7回目の投票はあすに持ち越されることになりました。

 党内では、代わりに党のナンバー2を候補として推す声が上がり始めていて、共和党の対立は今後ますます混迷を深めそうです。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
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