【解説】今さら聞けない「住宅ローン」 固定金利と変動金利の違いは?|TBS NEWS DIG

【解説】今さら聞けない「住宅ローン」 固定金利と変動金利の違いは?|TBS NEWS DIG

【解説】今さら聞けない「住宅ローン」 固定金利と変動金利の違いは?|TBS NEWS DIG

住宅ローンの金利「固定金利」と「変動金利」の違いは?解説します。

■住宅ローン金利が上がったらどうなる?

山内あゆキャスター:
住宅ローン金利には2種類あります。

【固定金利】借入時のときから金利が変わらない
【変動金利】市場の金利次第で変わる

そして固定金利については去年大きなニュースがありました。もう既に1月からです。銀行大手5行が住宅ローンの固定金利を10年固定型で0.1%~0.34%引き上げています。

<借入3000万円(35年)固定金利の場合>

・上昇前 固定金利1.5%の金利で契約=月々返済は9万1855
・上昇後 0.3%金利が上がって1.8%になった場合=月々返済は9万6327円(毎月4472円増える)

一方の変動金利を見ていきましょう。今後どうなるのか、ニッセイ基礎研究所の福本勇樹金融調査室長に聞きました。0.1%程度上がる可能性がある、さらに最悪のシナリオとしては0.25%上がるのではないかということなんです。

<借入3000万円(35年)変動金利の場合>

ではこの最悪の0.25%上がった場合で計算します。

・上昇前 変動金利0.45%で契約=月々返済は7万7214円
・上昇後 0.25%金利が上がって0.7%になった場合=月々返済は8万556円(毎月3342円増える)

でも比較してみますと、固定よりも変動の方がまだお得な感じがしますよね。ですから現時点では住宅ローンを組む場合は、固定金利よりも変動金利の方が安く済む。この変動金利が固定ぐらいのところまで上がるのはだいぶ先ではないかというのが専門家の見立てでした。

井上貴博キャスター:
複数の専門家に伺っても結構変動を推されますね。

ホラン千秋キャスター:
実際に変動金利で購入というか借りる方の方が多いんですもんね。

井上キャスター:
日本は圧倒的に変動が多くて、海外の事例を見ると固定が圧倒的に多いんですよ。日本人はリスクを嫌う性質が強いのかなと思っていたんですけど。

山内キャスター:
それはゼロ金利政策との兼ね合いですよね。そのゼロ金利政策、金利を低くしていた政策のポイント、それが日銀の黒田総裁の政策でした。任期が4月に迫っています。この後任人事で一体どうなるのかというところが注目なんです。

福本さんによりますと、マイナス金利政策を修正したいと考える人が就任した場合、住宅ローン金利が上がる恐れがある。ですから今後、繰り上げ返済も視野に金利上昇に備えて「貯蓄」が大事ということです。

井上キャスター:
そこがやっぱり基本になるみたいですね。株の運用を考えていても最終的には貯蓄をある程度しっかりしてくださいって専門家がおっしゃいますね。

ホランキャスター:
確かに貯蓄から投資へと言われていますけれども、結局元になる余裕資金がないとそれすらもできないわけですからね。

井上キャスター:
次にどういう思考の方が日銀の総裁に立つのかというのは大変ニュースの注目ポイントかもしれないですね。

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