“ねじれ米議会”開会 下院議長選100年ぶり再投票(2023年1月4日)

“ねじれ米議会”開会 下院議長選100年ぶり再投票(2023年1月4日)

“ねじれ米議会”開会 下院議長選100年ぶり再投票(2023年1月4日)

 アメリカの議会は上院と下院で多数派が異なる「ねじれ」の状態で開会しました。共和党が多数派の下院の議長選では共和党内の造反で100年ぶりの再投票にもつれ込んでいます。ワシントンから報告です。

 (小島佑樹記者報告)
 新体制のアメリカ議会は、野党・共和党の混迷を象徴する幕開けとなりました。

 4年ぶりに下院の主導権を握る共和党は、これを機にバイデン政権への攻勢を強めたい考えですが、足並みはそろっていません。

 下院の議長選では、共和党トップのマッカーシー院内総務の就任が有力視されていましたが、党内の保守強硬派の議員が造反したことで過半数の支持を獲得できず100年ぶりの再投票にもつれ込みました。

 米共和党・マッカーシー院内総務:「自らの利益を考える人たちのためではなく、常に国民を第一に考えて戦うつもりだ」

 造反した議員のなかにはトランプ氏に近い議員もいて、マッカーシー氏への不信感をあらわにしています。

 投票は議長が決まるまで繰り返され、現地4日の昼に4回目が行われる予定ですが、議長が決まるまでは審議すら始めることができず、今後の議会運営への不安感がすでに広がり始めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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