習主席 “コロナ政策”初言及…「緊急患者530人受け入れ」北京の医療体制“危機的”(2022年12月27日)
中国のゼロコロナ政策の撤回後、初めて習近平国家主席がコロナ政策に言及した。一方、中国の衛生当局は来月8日から新型コロナの感染症としての扱いを引き下げると発表した。
■火葬場に“霊柩車の行列” 感染拡大で死者増加か
習主席:「コロナ予防の社会的防衛線を構築し、人々の生命と健康を守る。より的を絞った方法で、愛国的な健康キャンペーンを開始すべきだ」
習主席は26日、「ゼロコロナ政策」への言及はせず、「新しい状況下で新しい任務に直面している」として、人命を守る措置を指示したという。
そうしたなか、中国の首都・北京に隣接する天津市では、多くの人命が失われている事態が起きている。
火葬場に入れず、朝から霊柩(れいきゅう)車の長い列ができていた。
火葬場の関係者:「通常の範囲を超えていて、天津市以外からの受け入れを断っている状態だ」
中国では、厳しい規制が撤廃されたことが感染拡大につながり、死者が増えているとみられている。
■医療ひっ迫懸念も…入国時の隔離措置“撤廃”へ
また、北京市内の病院では、高齢の重症患者が多く、治療が追いつかない状況だという。
北京大学人民病院救急科 看護師長:「毎日やることがたくさんあります。きょうはすでに、530人の緊急患者を受け入れました」
医療体制の逼迫(ひっぱく)が懸念されるなか、中国では、さらなる緩和の動きが出てきている。
中国の衛生当局が26日、来月8日から「新型コロナ」の感染症としての扱いを引き下げると発表した。
これまで、中国に入国する際には、最大8日間の隔離措置が必要とされていた。しかし、出国前の48時間以内のPCR検査の陰性証明があれば、中国に入国できるようになるという。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年12月27日放送分より)
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