セルビア 選挙の無効訴えるデモ激化 38人拘束(2023年12月26日)
東ヨーロッパのセルビアで、先週投開票された国政選挙の無効を訴える大規模なデモが激化し、これまでに38人が拘束されました。
AP通信などによりますと、セルビアの首都・ベオグラードで24日、国政選挙の結果に抗議するため数千人が集まり、大規模なデモが開かれました。
参加者の一部が暴徒化し、選挙管理委員会のある市庁舎の窓ガラスを割るなどして突入を試みたため、警察が催涙ガスなどを使い鎮圧しました。
デモは25日も続いていて、警察はこれまでに少なくとも38人を拘束しました。
17日に投開票された議会選挙では、ブチッチ大統領率いる与党が過半数を獲得しましたが、国際的な監視団体からは、「票の買収などの不正があった」との指摘が出ていて、野党が選挙のやり直しを求めています。
ブチッチ大統領は、選挙は公正だったと主張し、国民に平静を呼び掛けています。
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