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「天国と地獄ぐらいの差が」…極寒のなか暖房なし 北海道紋別市内全域が一時停電(2022年12月24日)
クリスマス寒波が24日も列島各地で猛威を振るっています。北海道紋別市では、一時、市内全域が停電し今も一部の地域で復旧していません。
紋別市では24日午後から雪と風が強まってきています。顔にバチバチと雪の粒が当たります。
クリスマス寒波の影響で、北海道は広い範囲で大荒れの天気となりました。非常に風が強く吹いています。こちらの電柱の先の電線が垂れてしまっています。その奥見ると電柱が倒れています。
さらに…山の中腹部、木と木の間からは鉄塔が根元からぐにゃりと曲がってしまっているのが分かります。送電線の鉄塔が倒壊した影響で、オホーツク地方を中心に23日から大規模な停電が発生。紋別市では一時、全域のおよそ1万3000戸に広がりました。23日の紋別市の最低気温は0.2℃。市民は避難所などで毛布にくるまり冬の寒さをしのぐ事態となりました。
紋別市民:「うれしいですよ」
北海道電力は送電線の切り替えや移動発電機車を使うなどして、24日午前から停電は徐々に解消。午後5時現在で、紋別市の停電は250戸に減っているということです。
紋別市民:「(Q.家の中の様子はどうでしたか?)寒いです。暖房なしで…」「(Q.電気が戻ってからいかがでした?)天国と地獄くらいの差ですよね」
この時期の停電は地獄のようだったといいます。一方、紋別市の一部エリアでは今もなお停電が続いています。あちらの信号を見ると明かりが消えてしまっています。
紋別市民(80代):「きのうの夜はそのまま暗くして早く寝ました。暖も取ってられないしテレビも付かないから」
こちらのお宅では灯油のストーブがあり、かろうじて寒さをしのげたといいます。
紋別市民(80代):「(Q.これだけじゃ寒いのでは?)うん、なんぼかね、ちょと厚着して」
北海道電力によりますと、今回の停電の原因となっている鉄塔の倒壊は暴風雪によるものだといいます。今回の雪について、地元住民はいつもとの違いを感じていました。
紋別市民(80代):「風はそれほどでもないんだけれど、雪が重いから、それでね倒れちゃったんじゃないかしらね」
停電した農家:「雪の重みで電線がぶら下がって、人間の手で引っ張っているような状態。(雪が)湿っているから余計、電線に引っ付いて雪だるま状態になった」
こちらのご家庭では、農業で使っている芝刈り機から電力を確保しているということです。
停電した農家:「今までは秋か夏、台風の時にそういうこと(停電)はあったけども、冬に起きるというのは最悪な状態だね」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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