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英首相「ロシアがウクライナに侵攻すれば新たなチェチェンに」
イギリスのジョンソン首相は、泥沼化したチェチェン紛争を引き合いに、「ロシアがウクライナに侵攻すれば、新たなチェチェンになる」と警告しました。
ジョンソン首相は24日、「ロシアの60もの戦闘部隊がウクライナ国境に集結している」「首都をも狙った電撃戦の計画があるのは明らかだ」としたうえで、多くの死者を出し泥沼化したチェチェン紛争を引き合いに、「ロシアにとって悲惨な一歩になる」と警告しました。
イギリス ジョンソン首相
「ウクライナ侵攻はロシアにとっても痛みや暴力、流血を伴います。これは『新たなチェチェン』になりうることをロシア国民も理解しておくことが重要です」
またジョンソン首相は、ウクライナに侵攻した場合の対抗措置として、イギリスが関係各国とともに経済制裁を準備しているとしたうえで、「戦争は不可避ではない」と強調、外交的解決の可能性も残っているとの見方を示しました。
一方、イギリス外務省によると、ウクライナにあるイギリス大使館の一部の職員や家族が退避を始めました。ただ大使館は閉鎖せず、今後も必要な業務は続けるということです。
イギリスメディアは当局者の話として、現段階では外交官に差し迫った危険はないものの、首都キエフで働いている職員のおよそ半分が帰国する予定だと報じています。(25日12:44)
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