【新幹線4時間ストップ】トイレの水流れず、車内に熱こもる…混乱の実態(2022年12月19日)
18日、東海道新幹線が最大で4時間もストップしたトラブル。電気もトイレも使えなくなった車内では意外な事が起きていました。
18日、東京駅と新大阪駅の間で最大4時間にも及んだ新幹線の運転見合わせ。車内では、様々な“トラブル”が起こっていました。
アナウンス:「東海道新幹線上下線で停電が発生しております。原因は現在調査中です」
広島駅から品川駅へと向かっていた撮影者。1度目は午後1時すぎ、豊橋駅の手前くらいで止まったといいます。車内を歩くと電気が消えている部分も…。この時は、10分から20分ほどで動き出したといいます。
動画を撮影した乗客:「最初はそんなに止まると思わなかった、正直なところ。すぐ動き出したので大したトラブルではないんだろうと感じた」
JR東海によりますと、午後0時58分に豊橋駅と名古屋駅の間で停電が発生。その後、架線の異常が見つかり、復旧作業が行われました。ここから、乗客にとって長い時間が流れたのです。
撮影者:「もう動くんですか?」
乗務員:「いや、ちょっとまだ分からないです」
撮影者:「車内販売とかもやらないんですか?」
乗務員:「いや、やるんですけど商品が全然ないので、限られてくるんですけど」
特に水など、車内販売の品物がなくなってしまったといいます。また、空調も止まったことで、意外な事態に。車内は寒くなるのではなく、温度が上がっていったといいます。
動画を撮影した乗客:「直射日光が当たっているので、温度の上昇を防ぐためにブラインドを下ろして下さいというアナウンスはありました」
また、トラブルも…。
動画を撮影した乗客:「車内の空気環境がすごく悪化してくる。時間が経つことによって。女性客が1号車にいたらしいが、体調不良になって嘔吐(おうと)しているのは目撃した」
なかでも、困ったのがトイレです。4時間ストップした新幹線の車内で、停電によりトイレの水が流れなくなってしまったのです。トイレの水が流れなくなったため、簡易トイレが設置されたといいます。すると、長蛇の列ができたのでした。JR東海に聞いたところ、こうした、水が流れなくなった際などのために、簡易トイレを用意してあるといいます。ただし撮影者は、こんな光景を目撃していました。
動画を撮影した乗客:「縦長のトイレ、男子トイレは使えないって…何ていうか、水は流れないんだけれども、男性は皆その男子トイレを利用していた」
そうこうしている間に、周囲はすっかり夕焼けに。そして、新幹線が止まって4時間ほどが過ぎたころ。
アナウンス:「お待たせ致しました。電車動きます」
撮影者:「空調が動き始めましたので、窓ガラスの曇りも取れてきました。ただいま時刻は17時11分です。まもなく運転再開となる予定です」
動画を撮影した乗客:「電気が付いた時に何人かのお客さんは拍手をした人もいて、本当にほっとした感じですよ。この電気のありがたさっていうのを痛感しました、今回」
関係者によりますと、強風が原因となった可能性が高いとみられるといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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