スーパーの迷惑客“ポリ袋ハンター”に悲鳴…「年間65万円」高騰で負担↑「筒ごと」も(2022年12月16日)

スーパーの迷惑客“ポリ袋ハンター”に悲鳴…「年間65万円」高騰で負担↑「筒ごと」も(2022年12月16日)

スーパーの迷惑客“ポリ袋ハンター”に悲鳴…「年間65万円」高騰で負担↑「筒ごと」も(2022年12月16日)

 年末年始の入り用などでスーパーを利用する人が増えていますが、同時に迷惑な客も続出しています。葉っぱをはいだのに買わない客、無料のポリ袋を大量に持ち帰る客などをカメラが捉えていました。

■キャベツ“べたべたタッチ”も…購入せず

 今年も残すところ2週間。新年を迎える準備で、スーパーは大にぎわいです。

 店内アナウンス:「おはようございます。いらっしゃいませ。いつもありがとうございます。さあどうぞ、ただいま開店です」

 開店と同時に人がなだれ込んだのは、埼玉県にあるスーパー。年末には、普段の2倍の買い物客が訪れる地元で人気のスーパーですが、度々、見舞われる迷惑行為に頭を悩ませていました。

 マルサン・齋藤元宏常務取締役:「やっぱり、ある時は一日3~4件ありますかね」

 この日の目玉は、1玉92円のキャベツ。山積みされた売り場に、客が押し寄せます。少しでもおいしそうな物を…と、皆さん真剣な眼差しです。

 そこへ現れた男性。外側の葉をはがしたにもかかわらず、買わずに山に戻して、別のキャベツを物色し始めます。

 ついに買うキャベツを決めたのでしょうか。葉っぱを3枚むいて、買い物カゴへ。ところが、やはり気に入らなかったのでしょうか。性は何度も触ったキャベツを最終的に、また戻してしまいました。

 来店客:「こんな時期なので、アルコール消毒しても、やっぱり触らないというか」「(Q.洗うとしても嫌?)嫌ですね。ちょっといいかなって思ってしまう。買えないですね」

■“ポリ袋ハンター”客弁解「冷凍小分け用に」

 迷惑行為は、購入後にも行われます。

 誰しも一度は見掛けたことがあるかもしれない、この光景。男性が慣れた手付きで巻き取ったのは、大量の持ち帰りは想定されていない、無料のポリ袋です。

 少なくとも12枚分のポリ袋を手に取りますが、何も詰めずに、そのまま持ち去りました。

 さらに上をいく、ポリ袋ハンターもいました。

 夫婦とみられる男女が、競うようにポリ袋を巻き取っていきます。ようやく立ち去るかと思いきや、男性は別の場所からも…。一体、何に使うつもりなのでしょうか。話を聞きました。

 ポリ袋を大量に取った女性:「まとめ買いにして、小分けにして冷凍にしておくので、そのために置いておきます」「(Q.(大量に取るのは)よく思わない人もいるが?)あ、そうですか。別に何とも思わないですけど」「(Q.使えるものは?)利用しないと」

■高騰で負担↑ 「年間65万円」店が悲鳴

 本人らは“生活の知恵”のつもりでも、スーパーにとっては深刻な問題です。

 近年、ポリ袋は2割程度高騰し、年間およそ65万円の経費がかかっているといいます。とはいえ店側も、トラブル回避のため、声を掛けられずにいます。

 齋藤常務取締役:「(ポリ袋を)何十枚も場合によっては筒ごと持っていく方もいる。やはりその辺は困ったもの。丸ごと持っていく場合には万引きと同じような扱い。それは行き過ぎで、トラブルになるかもしれないけど、やはり声を掛けて是正してもらう」

■“袋の中”“下の段の商品”タッチ返却

 一方、さいたま市にあるスーパー。ワールドカップにでも魅せられたのか、ストライカーさながらの行為です。

 言うまでもありませんが、カゴでドリブルしてはいけません。カゴが壊れてしまいます。

 この時期、人気の焼き芋も…。大きさを確認したいのか、袋の中をのぞき込むだけでは飽き足らず、中まで手を入れる女性。触るだけ触って、結局、買わずに売り場を後にしました。

 男性がリンゴを触って確かめています。かなり下の段からリンゴを取り出しています。先ほど男性が触っていたリンゴですが、陳列が崩れてしまっています。

 やはりこのご時世、必要以上に商品に触るのは、気持ちの良いことではありません。

 こうした行為に店側も…。

 ロヂャース浦和店・津久井誠店長:「あまりひどいと商品に傷が付いてしまうケースもあるので、ご遠慮頂けたらと思うこともあるが。購入しようと商品を選んでいるということになれば、(注意を)あまり強く言いにくい部分でもある。(対策は)マメに売り場で商品の整理をしながら、売り場で見ているぐらいしかちょっとやりようがない」

(「グッド!モーニング」2022年12月16日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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