酒に酔い“列車内で懸垂” 自民・長崎県議が謝罪…会見で6回も「当時の記憶がない」(2022年12月15日)

酒に酔い“列車内で懸垂” 自民・長崎県議が謝罪…会見で6回も「当時の記憶がない」(2022年12月15日)

酒に酔い“列車内で懸垂” 自民・長崎県議が謝罪…会見で6回も「当時の記憶がない」(2022年12月15日)

 もくもくと、懸垂運動を繰り返す男性。ここはフィットネスジムではなく、JR九州の在来線の車内です。

■SNS拡散…「酒に酔い記憶がない」

 北村貴寿長崎県議(49):「列車内で手すりにつかまって、懸垂運動を行いました。私も動画を見まして、自分の持っている服は分かりますので。明確に『これは自分だな』と」「(Q.懸垂、何回したか覚えている?)動画を確認して、4回ほどやっていると思う。大変申し訳ありませんでした」

 列車内で懸垂をしたと認めたのは、長崎県の自民党会派に所属する北村県議。2カ月前、JRの列車を巡る事件に、怒りをあらわにしていた人物です。

 北村県議:「非常に腹立たしい事件が起こりました。昨日、西九州新幹線の複数箇所に爆発物を仕掛けたという、脅迫のメールが届きました。これはイタズラでは済まされない、犯罪であります」

 正義感を燃やしていた北村県議。しかし、10日に諫早市で行われた高校の同窓会からの帰宅途中、列車内で迷惑行為に及んでいたのです。

 北村県議:「大変お恥ずかしい話ですが、記憶が定かでございませんで。その辺の記憶もですね、私がそれをやったかも定かではないので。列車内で懸垂するとか、細部については、あまり定かでない。覚えていない」

 会見で6回も「当時の記憶がない」と、繰り返した北村県議。ビールを3、4杯飲んでいたといいます。

 北村県議:「お酒は少々やめようと思っていますが、酒が悪いわけではなくて」

■過去の“飲酒運転告白”も追及

 さらに、会見では、過去の飲酒運転についても、追及の声が上がりました。

 北村県議:「2002年ごろに厳罰化されていますが、それ以前に飲酒運転をやった記憶はあります。そういったことをブログのほうで書いていたんですね。ご覧になりましたか?」

 2006年に北村県議が投稿したブログの内容です。

 北村県議:「飲酒運転、私もやっていました。やらなくなったのは、ちょうど2年ぐらい前でしょうか。まだ、時効にもなりませんので、ナイショということでお願い致します」

 このブログの2年前とすると、飲酒運転をしていたのは2004年ごろ。そうなると、飲酒運転していたのは、厳罰化された2002年以前だったという、北村県議の説明に矛盾が生じます。

 北村県議:「(Q.2004年ぐらいに飲酒運転?(県議の説明は2002年以前))その辺は当時の記憶が定かでないので、厳罰化されると社会人として致命傷になるということで。それから(2002年)一切やっていないので。記憶違いなのか、投稿日がどうなのか、定かでない」

 北村県議は自身の進退について、今後検討すると説明しています。

 列車内での懸垂について、JR九州は「手すりは、お客様がぶら下がる想定で、作られておりません。他のお客様の迷惑につながる行為は、お控え頂きたいと存じます」とコメントしています。

(「グッド!モーニング」2022年12月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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