「りくりゅう」キス&クライで“号泣” 海外メディア「言葉は必要ない 感動的瞬間」(2022年12月12日)

「りくりゅう」キス&クライで“号泣” 海外メディア「言葉は必要ない 感動的瞬間」(2022年12月12日)

「りくりゅう」キス&クライで“号泣” 海外メディア「言葉は必要ない 感動的瞬間」(2022年12月12日)

 フィギュアスケート・グランプリファイナルのペアで、日本勢初の優勝を果たした「りくりゅう」の2人。海外メディアも称賛した競技直後の号泣シーンについて、胸の内を語ってくれました。

 日本ペア史上初のグランプリファイナル制覇を成し遂げた三浦璃来(20)選手と木原龍一選手(30)。「りくりゅう」の愛称で呼ばれる結成4シーズン目の2人は、確かな成長を実感しています。

 三浦璃来選手:「きょうも、きのうもたくさんの方に声を掛けてもらって、心の底からうれしいなって。これからも頑張ろうという気持ちが芽生えた」

 木原龍一選手:「このファイナルは自分たちが勝たなければいけない試合。初めてこのチームを結成してから大きな試合で、勝ちきらないといけない試合だったので、そのプレッシャーというのが初めての経験で」

 グランプリファイナルという大舞台。ショートプログラム首位で臨んだフリーでは経験したことのないプレッシャーがあったそうです。

 解説:「ステップからのトリプルツイスト。着地をこらえましたが、とっても綺麗でした」

 いつも通りの演技に見えたものの、次第に違う事態が…。

 解説:「最初のジャンプはトリプルの予定が、三浦選手はダブルになってしまいました」

 続いて、木原選手もジャンプでミス…。必死にこらえて2人で息を合わせます。

 実は今年7月、三浦選手が左肩を脱臼しおよそ2カ月間、一緒に練習できない日が続いていたといいます。

 短い調整期間のなかでも、練習の質にこだわり仕上げたという今回のプログラム。

 実況:「演技のフィニッシュ。終わると同時に2人この表情」

 木原龍一選手:「自分たちのベストな演技ができなかったし、これは一番には届かないかなという思いが演技直後からあって、うれし涙よりは悔し涙のほうが2人とも大きかった」

 ミスが重なったことに責任を感じたという木原選手は、結果を待つ間から泣いていました。

 解説:「なんてこった…」

 実況:「グランプリファイナル、日本ペア史上初の金メダル」

 フィギュアスケートの歴史に「りくりゅう」の名前が刻まれた瞬間です。

 しかし、ペア結成までは様々な苦労も…。

 元々は、シングルスケーターだった木原選手。20歳からペアに転向するも結果が出せず、競技から離れ地元のスケート場でアルバイトをしていた時期もあったと言います。

 当時一緒に働いていた飯岡裕輔さん:「競技を続けていくのかどうなのかすごく考えていたと思います。表情は笑っていてもどこか寂しげというか」

 一方で、三浦選手も結果が残せず当時のパートナーとはペアを解消。

 どん底からの苦難を乗り越え、頂点に立った2人が互いに号泣して抱き合うシーンにアメリカのフィギュアスケート専門誌は…。

 米・フィギュアスケート専門誌:「言葉は必要ない。ミウラ、キハラ、コーチそして私たちにとっても感動的な瞬間」

 さらに、ファンからも称賛の声。

 ツイッター海外からの声:「ブラボー!並々ならぬ努力をされた『りくりゅう』おめでとう」

 三浦璃来選手:「今回の結果が自分たちのベストではない。本当にもっともっとこれから先成長できることを確信しているので、頑張っていきたい」

 木原龍一選手:「(Q.2人の化学変化は今後どう向かう?)上限なく…引退するまで進化し続けたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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