「まん延防止」18道府県に追加適用へ 全国の保育所など過去最多327カ所休園(2022年1月24日)
「まん延防止等重点措置」を要請する自治体が相次いでいて、33都道府県に拡大する見込みです。また、月末に期限を迎える沖縄県は期間の延長を要請しました。
まん延防止等重点措置の対象地域は全都道府県の3分の2にまで広がる方向です。
24日も新たに・・・。
青森県・三村申吾知事:「まん延防止等重点措置を実施すべき区域とするよう要請したので報告します」
鹿児島県・塩田康一知事:「まん延防止等重点措置を適用することでしっかりと抑え込んでいきたい」
島根県・丸山達也知事:「力及ばず、この重点措置という追加の措置をお願いする事態となった」
政府は25日に専門家に諮ったうえで正式に追加を決定します。
新たに適用する方向で調整しているのは24日午後5時現在で、北海道から鹿児島県までの18道府県です。
期間は今週後半から3週間程度となる見通しです。
先行して9日から、まん延防止措置期間に入った3県の感染状況はどうなっているのでしょうか。
沖縄県・玉城デニー知事:「感染拡大のピークは越えたものと考えられます」
ところが・・・。
沖縄県・玉城デニー知事:「政府に対し、まん延防止等重点措置の期間を3週間程度、延長するよう要請することを決定した」
沖縄県では、病床使用率が60%ほどと依然として高い状態が続いています。
24日の新規感染者は611人でした。
沖縄県・玉城デニー知事:「70歳以上の高齢者の感染では入院を要する重症、中等症の患者が急速に増加しており、入院調整が日増しに困難になるなど、病床の逼迫(ひっぱく)につながっています」
一方、広島県では、いまだ感染者の増加傾向が続き、山口県でもまだピークは見えてきません。
広島と山口も期間の延長を要請しました。
広島県・湯崎英彦知事:「期間は感染者を安定的に低いレベルでコントロールできるまで」「(Q.(解除の)具体的な数字は?)どの程度まで下げれば再拡大しないのか正直、現時点では分からない」
22日に初めて新規感染者が1万人を突破した東京都。
月曜日の24日は8503人が確認されました。
感染の広がりが収まらないなか、大阪市では自宅で子どもを見られる家庭については24日から3週間程度、保育所への登園を控えるよう要請しています。
休園や保育士が出勤できない事態が相次いでいるためですが・・・。
子どもを保育園に預けている親:「きょうから登園自粛になったので家で見ている。働いているお母さんは在宅勤務できたとしても、仕事なので預ける方が多い」
子どもを保育園に預けている親:「(自宅で)見られる人は保育園に通っていないだろう」
厚生労働省によりますと、感染者が出たために全面休園した保育所は20日時点で全国に少なくとも327カ所ありました。
これは過去最多だった去年9月の185カ所を大幅に上回っています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く