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「吠える40度」航行、激しい揺れに悲鳴【南極観測隊に密着】#Shorts
南極の昭和基地を目指している観測船「しらせ」。荒れた海を波しぶきを上げて航行するなか、カメラは初めて氷山を捉えました。
南極に近付く観測船「しらせ」を出迎えるように夜空に浮かぶオーロラ。
よく見ると緑色以外に赤く染まる部分も。
満点の星空に輝くオーロラの幻想的な緑のカーテン。しかし、美しきその姿とは裏腹に過酷な船旅の幕開けを告げていたのです。
神山晃平記者:「『しらせ』は南緯40度を航行中です。“ほえる40度”、波と風が激しくなってます」
船内に響く悲鳴。激しい揺れにコップなどが滑り落ちていきます。
最後の補給地となったオーストラリアを離れ、南極へ近付いている観測船「しらせ」。
船乗りの間では「ほえる40度」と呼ばれ、南緯40度を越えると偏西風を遮る陸地が減って海が荒れるといいます。
白波を浴びながら突き進む、しらせ。
食事時も揺れは続き、揺れに耐え、こぼさないよう必死で踏ん張る姿も。
そんななか、おぼんを斜めにして食べる人もいれば、お茶や味噌汁を必死に抑え、なかなか食事ができない人も。
先月11日に日本を離れ、まもなく1カ月が経とうとしています。
観測船「しらせ」が寄港したオーストラリア・フリマントル。その時、隊員たちは不思議な体験をしました。
この景色が一変して突然、目の前に断崖絶壁が出現。
きのうまではなかった100メートルを超えるような壁が現れたのです。さらに、あるはずのない海の上の巨大な橋が出現しました。
「蜃気楼(しんきろう)」が見せた自然のいたずら。海上と大気の温度差で光が屈折、建物や山が引き延ばされたように見え、あるはずのない光景が現れたのです。
さらに長い航海の途中、隊員たちはこんな不思議な光景も目の当たりにします。
なんと夕日が上空へ沈んでいったのです。
南極へ向けて進む観測船「しらせ」。
取材スタッフがふと夕日を撮影すると、太陽が2つに分かれています。これは蜃気楼の1つとみられ、日本ではめったに見ることができない光景。
さらに時が進むと、沈んでいるはずの太陽が徐々に、沈まぬ太陽が空中へと消えていったのです。
そして、日本を旅立って約1カ月。ついに氷山が現れました。
観測船「しらせ」は、いまだ未知なる大陸の南極へと近付いたのです。
しらせはこのまま順調にいけば、クリスマスごろに南極の昭和基地へ到着する見通しです。/a>
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