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弾道ミサイル発射も“ナゾの沈黙”・・・北朝鮮の狙いは?(2022年5月26日)
25日、北朝鮮から相次いで発射された弾道ミサイル。これまで北朝鮮メディアは多くの場合、発射の翌日、画像や映像とともにその詳細を伝えてきました。ところが、26日は新聞そしてテレビも沈黙を貫いています。何があるのでしょうか。
26日朝の労働新聞。25日のミサイル発射については、一言も触れられていません。紙面のほとんどが新型コロナウイルスの話題に割かれていて、「収束に向かっている」といった専門家の見立てなども紹介されています。他は、化学工場の話。政治思想の話などが、ちらほら。
3月24日に発射した際は、翌日、凝りに凝った映像を公開。金正恩総書記が、兵士らと喜びを分かち合う様子も、合わせて報じられました。
ところが、今回は沈黙・・・。その訳は何なのでしょう。韓国の連合ニュースは「自衛権のための日常的な軍事行動だという印象を与えるため」と分析しています。
北朝鮮が、コロナ感染者の存在を初めて認めたのが、今月12日。以来、発熱者の数は爆発的に増え、累計で人口の1割を超えています。
当初は、コロナ禍でのミサイル発射や核実験などは控えるのではないか、ともみられていました。
コリア・レポート、辺真一編集長:「国際社会は、これだけひどい状況だと多分ミサイル発射などはできないだろうと。ところがどっこい(ミサイル発射を)やってみせた。判断基準が違いますね。私たちの基準と彼らの基準が。コロナはコロナ、軍事は軍事」
それでいて、国内メディアでミサイル発射を報じないのはなぜか・・・。今月に入って、4回連続で報道がありません。
コリア・レポート、辺真一編集長:「恐らく実験段階ということで、報道を控えているのではないかというのが一点。2つ目は軍事機密の守秘という観点からあえて意図的に流さない。ある意味では最終段階に近付きつつある。手の内を見せたくないということに方針が変わったのではないか。北朝鮮が情報を公開しないと困るのは私たちなんですよ」
核実験に向けた準備は、最終段階にあるとみられてます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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