イラン検事総長が「風紀警察停止」 反政府デモ沈静化が狙いか(2022年12月5日)

イラン検事総長が「風紀警察停止」 反政府デモ沈静化が狙いか(2022年12月5日)

イラン検事総長が「風紀警察停止」 反政府デモ沈静化が狙いか(2022年12月5日)

 反政府デモが長期化するイランで検事総長が、女性の服装などを取り締まる風紀警察の活動が「停止された」と発言しました。

 イランのモンタゼリ検事総長は3日、反政府デモへの対応を話し合う会合で、風紀警察の活動が「停止された」と述べました。

 イランでは9月、頭を覆うスカーフ「ヒジャブ」を適切に着用していなかったとして、女性が風紀警察に拘束され、その後、死亡した事件をきっかけに反政府デモが3カ月近く続いています。

 事態を収束させるため、強権的な姿勢を緩和した可能性があります。

 中東メディア「アルジャジーラ」によりますと、首都テヘランなどではこのところ風紀警察の車両を見掛けなくなっているということです。

 ただ、風紀警察を管轄する内務省からの正式な発表はありません。
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